本県のように2月、3月の気温が低い地方では、春の剪定日の遅速は開花日の遅速への影響が少ない、つまり、2/20に剪定しようが、1か月遅い3/20に剪定しようが6月上旬でなければ開花しないということを経験的に感じています。会員の皆さんはどのように感じておられるでしょうか。やはり、早く剪定した方が早く開花しますか?
日平均気温の積算で開花日が決まるとよく言われますが、2月、3月の1か月の気温の積算は、この期間の気温が低いため、積算しても開花するほどの上昇にはならないからだと考えます。秋は日平均気温が高いので1日、2日の剪定の遅速が開花日のそれに直結するのではないでしょうか。
では3月中旬に届いた大苗が今着蕾したということはどう考えたらよいのでしょうか。これは明らかに3月中旬までの生産地(埼玉県?)での積算温度が茎葉や花の成長の下地になっていたことは間違いありません。届いたときにはすでに葉が展開し始めていましたから、花芽形成のスイッチもスムーズだったと思います。
地植え、鉢植えの成木でまだ着蕾はありません。15㎝程度の春枝の伸長で、果たして6/7のバラ展に間に合うのでしょうか。少し心配しています。皆さんのお庭はいかがですか?
ピンチしても他の枝に着蕾します。
5月中に開花しそうです。
2年生実生苗にも蕾がつきました。