3月に入りましたー! 高校では卒業式が始まります。ご家族の皆さんもお喜びと同時にお子さんの新生活の門出でもあり、何かと気ぜわしい時期ですね。
アイキャッチ画像は、12㎝くらい伸びてきた貼り芽接ぎ苗の台木の枝です。活き活きとしたバラの写真は現在はこれだけです。今日も天気がよいので風除室で日光浴させています。貼り芽は4㎜程度伸びています。今月の中旬には樹頭を切除する予定です。
さて、今日は残念なお知らせをしなければなりません。昨年12月7日のバラCaféで皆さんと一緒に接いだ2本の苗のうち、心配していた切り接ぎ苗(デービッド接ぎ)の方が残念な結果となりました。
2/24に、上から降りてくる黒いシミがとうとう芽をのみ込み、接いだ枝(穂木)全体が黒くなってしまいました。穂木を接いでから80日間の命のせめぎ合いをこの苗が見せてくれました。
もっと早くから日の当たる暖かいところに置いて活着を早めて、早く芽を出させた方が良かったのか、乾燥を心配して袋をかぶせたことが穂木の寿命を早めてしまったのか、反省点をいろいろ考えています。皆さんの感想も伺って、失敗の原因を理解してもっと腕を上げなければならないと思っています。
接いだ時期が悪かったとは言えません。すでに成功している方もいらっしゃるのですから。成功第1号の由希子さんから栽培環境を伺いました。勝手口前の10~15℃前後の部屋で、曇りガラス越しに午前中の太陽光が受けられる場所だそうです。ビニル袋も効果があったようですね(台木の枝3本が勢い良く伸びている投稿写真を見てびっくりしました。樹勢の強さを感じました)。栽培環境も良かったと思いますが、その前に台木と穂木の接着を器用にしかも素早くできたことが決め手だったようにも思います。ぜひ新苗まで育てあげてくださいね😁