ばら遊び 2024.12月

2024.12.29
接ぎ木苗 23日目
会員の皆さん、毎日寒いですね。いかがお過ごしでしょうか。
今回が年内最後の投稿になります。今年も大変お世話になりました。
娘たちが帰省しましたが、玄関の生け花には誰も気づいてくれませんでした。玄関から入った正面は、鉢や土産物などでごった返していますからね。かえって邪魔かもしれませんね。
さて、接ぎ木苗が3週間を過ぎました。貼り芽接ぎの台木の芽が発芽していませんか? 我家の苗は発芽しそうです。仮に発芽してもそれはそれで方法があります。5㎜程度残してピンチします。それでしばらく安心できるかな ??
それでは、今朝のようすをご覧ください。



貼り付けた芽と台木との間にも同じようなカルスができている可能性があります。それが活着ということにつながります。
次は切り接ぎ(デービッド接ぎ)の写真です。


2024.12.25
葉物2枚で変身できる?
ブログ投稿を私物化して恐縮です。活け方の勉強ですのでどうかお許しを。
本日、葉物2本を花屋にて200円で購入しましたので、どうか完成生け花?を投稿させてください。
花屋では赤色バラのサムライが1本600円とお高く感じましたが、さすが品ぞろいはスーパーや産直とは違いました。
今回の出費は結局840円になりましたが、むしろ専門店の方が千円以内の予算で質の良い花材がそろうのではないかと感じました。
それではお待たせいたしました!
完成生け花の登場です!



2024.12.24
接ぎ木の写真 いただきました!
理事の坂本さんが芽接ぎ苗の写真を送ってくださいました。ご本人は「駄目だな。これは!!」と判定しておられるようですが、まだまだわかりません! 接いだ枝も芽もまったく黒ずんでいません。芽も出過ぎていません。けっこう低温で育てておられるように感じました。(雪に見えたのはホワイトクリスマスを演出されたんですね!失敬な事を言ってスンマヘン)台木の芽がほころびてもいません。枝接ぎのテープも厳重に巻いておられ、秋田の寒さ対策にはよかったと思います。この先、まだまだ楽しめますね。
他の皆さんの苗はいかがでしょうか。何か変化がありましたらどうぞ投稿してください。
3月上旬に行う接ぎ木を前倒しでやりましたから、私自身、未知の領域です。しかし、今年の経験はきっと今後に生かすことができるはずです。
何度も申しますが、実習の当日はお一人お一人に目が行き届かなかったのです。坂本さんの苗を見せていただいて初めてきちんと仕上げていることがわかったしだいです。どうぞ他の皆さんからの投稿をよろしくお願いします。


さて、実は今日は少しへこんでいます。越後丘陵公園から今年の審査結果が送られてきました。またも落選です😢 ロージーやジェミニのようなティ系の微香同士を親木に選んでも、中香以上の香りが出ないことがよくわかりました。
剣弁高芯のHTには見切りをつけようと思っています。そばを通るだけで香るようなバラに入れ替えていかなければ香りで愛されるバラはできません。新しい段階に入っていく覚悟です。(鼻息荒いな~)
今日は近所の産直で340円の花を2束買ってきました。これを花瓶(高さ24㎝)に活けようと思います。花瓶シリーズの2回目です。指導者はユーチューブ(略してUT)先生です。昨日視聴して頭の中に入れています。作戦は前回同様、十文字留めと投げ入れ折り留めです。
花材は4種類。グーグル(略してG)先生に名前を聞きましたが、限定的には答えてくれませんでした。
とにかく、前回を反省して、花瓶に投げ入れただけでは見た目がよくなく、生け花としての風流も感じないので、花と花瓶の間を取りもつ葉物で花瓶の縁をカバーすると良さそうです。これはバラのアレンジと一緒ですね。UT先生は「花と花瓶の一体感」とおっしゃいました。その一体感というヤツを出したかったのですが、葉物がない..... 冷蔵庫の野菜室をのぞくとちぢみホウレンソウとゆきな(どちらも宮城県産)しかないようです。しょうがない、葉物は明日調達しようと思います。ですからこの写真はこのあと劇的に改善するであろうと思われる直前の写真ですから、プッ...などと吹かないようにお願いします。次回に、乞う、ご期待!



2024.12.22
接ぎ木苗 15日目
会員のみなさん、接いで2週間になりましたね。苗の生育はいかがですか?
芽はなるべく出てほしくない、一方では、生きている証を確認したい、という毎日ではないでしょうか。
接いだ部分の枝と、貼り付けた芽の部分全体が黒ずんでいなければ、順調に活着に向かって生育しているとお考えください。
スタート当初の栽培から変えたこと。
1つ目は、置き場所を風除室から玄関の窓辺に移動したことです。これにより、安定した気温(13~17℃)が得られるようになりました。芽が吹き出すのではとハラハラしていますが... 今のところ落ち着いているようです。仮に芽が出てもソフトピンチでつないでいくつもりです。
2つ目は、接いだ部分が乾燥するのを防ぐ意味でレジ袋をかぶせていました。中が見えないので次にポリエチレンの手袋に変えましたが、用土からの水分の蒸発をカバーできませんでした。
そこで、チラシやDMが入ってくる封筒(OPP袋・オリエンテッドポリプロピレン袋)に変えて、ポット全体を覆い、輪ゴムで止めました。
OPP袋はパリッとかたくて透明です。芽の状態もよく見えますからこれで環境は整った気がしています。
それでは昨日のようすを写真でご覧ください。会員の皆さんのようすもコメント欄で教えていただくとうれしいです。




2024.12.15
接ぎ木苗 9日目
接ぎ木苗のその後のようすです。
接ぎ木苗を置いている風除室の最低気温が5℃を下回りましたので、一昨日、玄関内の窓の近くに移動しました。
我が家は全館暖房ではありませんので、廊下になっているこの場所は、13~15℃の肌寒い場所になります。カボチャ、ミカン、ジャガイモ、タマネギなどが無造作に置かれています。
この移動が吉と出るか、凶と出るかはわかりません。実験ですね。
水はまだ一度も与えていません。接いだ部分の乾燥防止のためにレジ袋をかぶせていましたが、中が見えませんので、ポリエチレンの手袋をかぶせ、麻ひもで止めました。
移動して2日目ですが、切り接ぎ(デービッド接ぎ)の方が芽が動いてしまいました。テープを突き破ったようです。枝から水分や養分をもらい、15℃の気温が災いしたようです。風除室の方が良かったかもしれませんが、このまま様子を見ます。
貼り芽接ぎ(フォッケルト法)の方はまだ動いていません。
今、芽が出てもやがて枯れます。接いだ部分が台木に活着しない限りそれは偽物です。活着には1か月以上かかるはずです。風除室に置いていても5℃以下ですと、活着が大幅に遅れます。そうしているうちに台木の根腐れが始まります。ですから、この場所でこのまま様子を見ることにします。
一緒に接いだ皆さんの苗はいかがでしょうか。コメント欄にお知らせください。



2024.12.9
接ぎ木苗をポットに植える
12月7日のバラCafé「接ぎ木してみよう」にご参加いただき、ありがとうございました。ただ、ユーチューブの映像は途中で止まるし、肝心な話ができずじまいの実習となり、実習講師として反省しております。
荷札に品種名を書いて、全員の接ぎ木苗を互いに観賞して感想を述べ合うところで終わりにしたかったのですが、とてもそこまでできせんでした。お一人2本の接ぎ木計画そのものに問題があったように思います。皆さんがどんな接ぎ木苗を完成されたのか、記憶がないのです。実習で一番大事なところが抜けてしまいました。猛省...
なお、今回の実習に当たり、台木入手の交渉をしてくださった伊藤理事様、秋田バラ会に台木を提供してくださった生産農家様には心より御礼を申し上げます。
あれから2日も過ぎましたが、まだバケツにそのままにしていましたので、いくらなんでもかわいそうに思い、今朝ビニルポットに植えました。ポットは3.5号(直径10.5cm)ですが、深さが12㎝ある深型です。この程度の大きさの鉢であればスリット鉢でもよいと思います。過湿になりがちですので、なるべく小さな鉢にしてください。
根が大き過ぎると鉢の中で安定しないこともありますので、適宜切り落としてください。根を切ることに賛成しないプロの方もいらっしゃいますが、2か月以上も早く接ぎ木した今回は、少しでも発芽を遅らせるには大胆に根を切る方が理に適っていると考えます。根が元気で発芽を促しても、外は雪のため室内で栽培するしかありません。バラの栽培環境に適した場所探しは雪国の私たちには難しいものがあることもその理由です。
また、今回接ぎ木した枝や芽が黒ずんで枯死しても、台木はそのまま栽培を続けていただき、2月下旬から3月上旬に再度挑戦してみてください。今度はきっとうまくいくはずです。なお、台木の過湿による根腐れには十分注意してください。
それでは演示で使用した私の苗を写真でご覧ください。





2024.12.3
室内で ばら遊び
雷が鳴り、雨が降りました。カーポートの下で、薄着で長岡への発送作業をしていたら体が冷えました。午前中に宅配便の営業所へ行って、明日の午後の到着指定で出しました。
思えば、昨年の9月に芽接ぎし、今年の春に新苗となり、夏を越えて大苗となりました。私の世話もここまでです。フロリ2種の根鉢は手が痛くなるほど固く締まっていました。それに比べてHTはやや緩かったので、樹勢は弱いのかもしれません。フロリの今後の成長はとても楽しみです。どこの圃場でも間違いなく元気に育ってくれると思います。香りも面白いし、親バカですが期待してしまいます。
明日から気温が10℃を下回り、夜には雪マークがつきました。いよいよ冬がやってきます。外での作業はもうありませんから、いくら降ってくれてもへっちゃらです。
さて、家の中にいて何をして遊ぼうか考えました。バラ学や育種の勉強は続けるとして、息抜きに何をするか…
私はコンテストは十分楽しんできましたので、今後挑戦するとしたら展示部門です。バラにかわいらしい小物をアレンジするセンスはありませんので、花瓶や剣山に、茎・葉・花を自然な感じでさりげなく活けてみたいと思っています。佐藤理事から教わった風の流れを感じるような、自然なバラを活けることができたら癒されるように思います。取れた葉っぱをロウでくっつけるような姑息なことは考えず、ありのままの姿に親しみが湧く活け方を学んでいきたいと思っています。
午後から、気の早いバラ爺が練習の第1回目を敢行しました! 実は昨日、近所のスーパーで花を2束買って水に浸けてあったのです。
花の写真を撮ってグーグル先生に尋ねたら、橙色の花をつけているのはカレンデュラ(キンセンカ)というそうで、2本で税込327円。バラ1本と、カンガルーポー1本と、ピンクスターチス1本の3本組で税込437円です。合計764円です。加えて、花瓶もダイソーで200円で買いました。
ユーチューブ先生は透明なガラス花瓶の底まで茎を入れずに、水面近くで十文字留めに引っ掛けて花を留めていました。割り箸で十文字に細工して簡単に留まると思いきや、ゴロンと重心に従って裏返ります。話が違うじゃないか💦 5本しかない花枝ですから10分もあればできると踏んでいましたが、甘かった💦 無残にも初戦敗退です。これは奥が深いぞ… さすが室町時代からの歴史を誇る華道たるもの、いと奥深し。



2024.12.2
冬支度を終えた庭で遊ぶ
アイキャッチ画像は、11月23日(土)に行われたバラCaféで作り方を教わったときのリースの写真です。
坂本理事がシュラブローズ(鉢栽培)への寒肥の施しと、オベリスクへの誘引を冬支度の一例として見せてくださいました。
また、冬場の室内でのばら遊びとして、ドライフラワーを利用したリース作りも教えていただきました。力強い施肥のようすとは正反対に、リース作りは繊細でデリケートなセンスが必要だと感じました。坂本理事にはばらを扱うときの力強さと繊細さの両方を見せていただきました。
バラ爺はもっと女子力(バラを美しく魅せる力)を鍛えなければと反省させられました。坂本さん、お一人で二役の講師役、お疲れさまでした。



長岡市にある越後丘陵公園の香りのばらコンクールに出品する苗の発送準備をしました。毎年変わり映えがしませんが、今年最後の庭遊びになります。
3品種9本の苗の土をすべて落とし、根を裸にします。これを裸苗と言います。バラを始めた25年前の今頃届く大苗というのがこの裸苗でした。初心者故、そのまま鉢に植えても冬越しに失敗して、春には枯れていることもありました。現在の大苗は6号鉢に植えられて届くのではないでしょうか。バラ屋さんも消費者に親切な商売に変わったものだなあと思います。




お口直しは実生2年生です。樹勢が弱く、この2年間、花がほとんど咲きませんでした。昨年の初花の記憶はありますが、その後の花の記憶がありません。冬になってようやく蕾が上がってきましたので室内で咲かせてみました。11月23日に満開となりました。室内とはいえ、こんなに色が薄くなるとは思いませんでしたし、花形も期待していたものとはだいぶ違います。来春までようすを見ることにしますが、残せるバラではないような気がします。
さて、いよいよ生花がなくなってきました。次回は、スーパーで購入した花で生け花の練習をして、女子力向上に努め、展示部門への初出品を目指します。乞うご期待 笑


