ばら遊び 2024.9月

2024.9.27

傘が開きました~
親善ばら展まで一週間になりました。
茎がすーっとよく伸びて、葉もしっかりした本命ではありませんが、HTが何本か咲いています。房咲きのFは主蕾が咲いたものや咲きそうなものが何本かあって、側蕾の開花を促すために主蕾を摘んでいます。摘んで一週間では固い側蕾の開花は無理かもしれない、と毎年同じように心配しています。(そりゃ、無理でっしょ!) 開いたFを出品すればよいだけのことなのですが、なぜかあれもこれもと期待してしまい、冷静になれません。
2階から撮影しています。極小のバラ畑の全景です。
15本の傘を立てました。ところがけっこう的外れなんです(笑)
さて、昨日は午後から、一応、恒例ですので傘を立てました。向こう一週間の天気予報に傘マークは見当たりませんが、突然の雨や夜露の対策にはなるでしょうか。風速5mの日が2日ほどあるようです。が、その程度の風は持ちこたえられるはずです。(それはちょいと疑問かも?)
さてどの花に立てようか、悩みます。ガクが何枚か折れていないとバラ展には間に合わないと思うのですが、あれもこれもの期待感が判断を歪めます。それがまたギャンブルっぽくて楽しいのですけどね。
傘を立てた品種の写真を撮っておいて、出品することができた品種の確立を出そうかと思っています。けっこう的外れなことをしているはずです!
その株のすべての蕾を傘1本ではとても網羅できませんが、はみ出た蕾を傘の中心に誘引する姑息な手も使います。その結果、枝直しが必要になったりもします(汗) 枝直しと言えば、枝が伸長する際に台風に当たったりすると、風上の方に曲がってしまうのが本来です。ところが今年は風も吹かず、順調な成育を示していますよね。枝直しの必要のない大変楽な年だったのでないでしょうか。葉っぱもきれいな状態を保っている株が多いように思います。今朝の庭のようすをご覧ください。
ウィリアムアダムス F
リバーシブルピンク F
花ぼんぼり F
鎌倉 HT 花色は黄色、指定花用に考えています。
光華 HT 黄色です。
コンフィダンス HT
ファーストレディアキエ HT
衣里佳 HT
狭山路 HT
正面がキャプハリ HT、左の傘下が写楽 HT
右が手児奈 HT、左手前が武州 HT
初恋 HT
初めてメルカリで台木苗を購入しました。2日後の午前中には届きましたので(対応が迅速でびっくり)早速鉢上げしました。5号鉢です。写真のように5㎜以上の太さがあって、胚軸の長いものを選んで芽接ぎをします。養生して10日経ちましたのでそろそろ始めます。
接ぎ穂としてこんな新花(写真)を考えています。香りもありますが花もちは今一つかな。
ノバラの実生苗です。5㎜以上の太さです。
ちょうど5㎜くらいですね。
花ぼんぼりの子で、いい香りしますよ。
次の花は小川さんのマリンブルーです。穂木ではありません。9月15日には開花し始め、その3日後の写真です。剪定して28日目には開花してしまったことになります。早すぎて、一体どうなっちゃったんでしょうかね ?!
最後の花はラプソディインブルー。色も香りも良いのですが、切り花にしたときの花もちに難点があります。
マリンブルー HT  今年はこれで終了です。
ラプソディインブルー F バラ展当日は留守番です。
2024.9.16

芽接ぎ始めました
一昨日から芽接ぎを始めました。が、台木の数が足りず、一気にはできません。
発芽が遅れ、鉢上げも遅れた弱小苗(台木)が10本、これに加えて保険を掛けたはずの挿し木苗13本がまだ細いため(太さ5㎜以下)、接ぐことができません。細いノバラのシュートでは保険にならなかったことになり、見通しの甘さを痛感しています。
不本意ではありますが初めてメルカリに登録して、台木用ノバラを注文しました。10本で3200円也。高いの~。
最初に100粒の種をまき、発芽したのが17本。つまずきの原因はここにありました。これも、昨年の猛暑の影響だったのでしょうか ?!
 
9月はまだ皮がむけやすいのでT字法で接ぎます。2026年の出品を意識して、まず3品種を4本ずつ、12本接ぎました。後は台木の到着と自家産台木の成長を待って接ぎたいと思います。10月中旬までに終わることができればと考えています。
この15本に接いでいきます。
支柱と同じ太さで、5㎜程度です。細いですが…
このくらいの太さが理想的です。10㎜程度です。
今年は芽の上にもテープをかぶせました。
テープの上からカルスメイト(癒合剤)を塗って冬越ししようかと思っています。
まずは1品種4本の完成です。赤矢印の部分に接いでいます。
恥ずかしながら安普請な舞台裏をお見せします。カーポートを遊び場にしています。
前回のブログで、実生苗2年生の中から、ふくよかで芯の高いピンクのHTを紹介させていただきました。そのHTも今日で開花1週間となりましたので花を切り取る前に写真を撮り、昨年の初花から順に4枚並べてみました。
2年目(今春)1番花だけが別花のように見えますね。1年飛び級させて接ぎ木してしまおうと考えているのですが、2年生だとまだ正体がわかりません。接いでみてがっかりすることの方が多いです。接ぐことによって正体がはっきりするということになります。
1年目1番花(初花)です。4枚目の写真とそっくりです。ダマシはなかった!
2年目1番花です。花径は14㎝に達しました。重くて花首が…
2年目2番花です。これも初花と似ています。弁数が多く、ふっくらした感じです。
2年目3番花です。弁数は60枚、花径は13㎝。ところが香りがありません。そこが残念!
9月のバラCaféに持参した配布苗のシャルルドゴールが開花し、終わろうとしています。
皆さんの配布苗の成長はいかがですか? 光華は花色指定花(黄色)で出せそうですか?
今朝の庭のようすも併せてご覧ください。
シャルルドゴールが開きました。いい香りです。
花足が速いですね。弁が少ないようです。ベーサルシュート花ですからまだよくわかりません。
光華です。花枝は2本です。光華も花足が速いので当日まで持つかどうか。
側蕾やひげ芽を取っています。
さっぱりしました。モデルはとてもエレガントなファーストレディAです。
武州は爺の意に反して咲いてしまいます。
2024.9.11

昨年より順調な生育です!
9月のアイキャッチ画像は弘前の桜と岩木山でしたが、あまりにも季節がずれていましたので、リンゴと岩木山の写真に替えたいと思い、弘前まで行って撮影してきました。珍しく、妻も行きたいと言うので同行することになりました。
中三が閉店しましたので、りんご公園へ直行します。岩木山とは距離がある場所ですから思い描いた写真は撮れず、20枚程度であきらめ、冷房の効いたお店に入ってアップルパイとリンゴシャーベットで涼みました。そして、つがると紅はつみの夏リンゴを100g50円の量り売りで購入。街中に戻ってさらにパン屋さんに寄ってから帰宅しました。それでは色づき始めた夏のリンゴとお山をご覧ください。
出発が遅かったので、お山まではいけませんでした。
たわわに実っています。これだけの子を母木は育て、守っています。
リンゴの木に力強さ(パワー)を感じるのは私たちだけでしょうか。
若木の根元をご覧ください。鉄製の網です。カミキリムシかノネズミ対策ですね。
親善ばら展まで3週間になりました。
皆さんのお庭もそうだと思うのですが、ひどかった昨年に比べて今年のバラの生育状況は順調ですよね。昨年のHTでは、手児奈、狭山路、熱情、鎌倉、日向のロージー、ジェミニなどの主力品種が軒並みダウン。開花が1週間から10日遅れ、唖然としました。それでは手児奈から昨年と今年の順に並べますので、生育の違いをご覧ください。
カメラの寄り方はそれぞれ一定ではありませんが、意図的に短い枝や長い枝を選んで撮影しているわけではありません。平均的な長さの枝を撮影しています。今年の方が明らかに伸びています。9月初旬の段階で、昨年とは1週間以上の差があります。つまり、平年並みに戻ったとみています。
2023.9.7 手児奈
2024.9.9 手児奈
2023.9.7 狭山路
2024.9.9 狭山路
2023.9.7 熱情
2024.9.9 熱情
2023.9.7 鎌倉 芽が1本のみです。
2024.9.9 鎌倉
2023.9.7 日向のロージー
2024.9.9 日向のロージー
2023.9.7 ジェミニ
2024.9.9 ジェミニ
最後はカーポート育種です。お付き合いください。
ある2年生の実生苗が、貧しくて暗いカーポートに一筋の光明を差し込んでくれました!! (注意:バラ爺が毎年勝手にそう思い込んでいるだけで、相手にしないでください)
剣弁高芯のこの花形を見てください! 芯が高くて、気品があり、優勝!! ですよね、皆さん。樹高は5号鉢で120㎝あります。こういう子が出るのを待ってました~~ 飛び級させて新苗作りに励みます。 と、バラ爺はすっかり舞い上がってしまいました。しばらく放っておきましょう。
手児奈に似ていますが、手児奈の子ではありません。
樹高は120㎝、弁数は45枚、花径は2番花で14㎝です。
香りはティの香り、花色はソフトピンクです。
2024.9.5

10.3 親善ばら展へ 全力疾走!
アイキャッチ画像を、季節に合わせ、リンゴの実っている写真に変更しました。遠くの山はもちろん岩木山です。頂上が雲に隠れてしまったのが残念ですが。

親善ばら展まで1か月になりました。僭越ではありますが、秋田バラ会の花の品質の範となれるよう、労力を惜しまずに最後まで全力でバラと向き合います。会員の皆さんも最後の仕上げに全力で取り組んでくだい。あと少しです。庭でけなげに咲くあの子たちをバラ展に連れて行ってあげましょう! 
よろしくお願いします。

窓を開けていると寒くなるほど、朝晩の気温が下がってきました。早朝散歩に長袖姿も見られるようになりました。そして先日の雨も恵みの雨でした。赤い芽がいい感じで伸び始めましたね。昨年の猛暑よりは気候環境は良さそうです。コメも良さそうですし、本来の、極上のバラを期待してしまいます(笑)。
昨日の庭のようすをご覧ください。

剪定講習会(8/18(日))でモデルを務めたHTとFlの16日後のようすです。
Flの方がはるかに成長が早いですね。蕾がついてしまいました。
HTです。左の枝は良い芽がなかったのか、深く切りすぎたため、芽が出ませんね。
芽が出ないので、葉をむしり取りました。一つ下が3枚葉ですから低すぎましたね。葉をとっても劇的に芽出しが早くなるわけではありません。
剪定をきっかけにベーサルシュートが出てきました。
予定通り、親枝(実際は側枝)も他のシュートと変わりなく成長しています。FlはHTと違い、親枝を切除しないかたも多いのではないでしょうか。頂芽のピンチによって側芽が伸び、それが途中シュートとして活躍できるからだと思います。
右の方に伸びているのが親枝の側枝です。何の問題もありません。前々回の写真と同じFlですが、撮影の方向が逆になってしまいました。
その側枝の先端にはすでに蕾がついていましが、樹の充実を優先し、ソフトピンチしました。
次は畑のHTのようすです。昨年の9月3日の写真がありましたので並べてみます。
昨日のキャプハリです。いい感じで新芽が伸びています。ベーサルシュートで太いので、2本とも花枝にしようと思います。
昨年の9/3のキャプハリです。やはり今年の方の新芽の方が伸びているのがわかります。
これはどうしようか、もう少し様子を見ます。
昨日の段階では、標準的な長さの新芽でした。
こんなお地蔵さんも秋は多いですね。
次は、8/8(木)に挿し木したノバラの5号鉢への鉢上げのようすです。
13本挿して、13鉢できました。ノバラですから8月も簡単によくつくんですね。種から育てて苦労するのが馬鹿らしくなります。来年2~3月ころ、新苗づくりの台木として使う予定です。
8/8にノバラのシュート(細目の枝)を3芽つけて挿しました。
4週間でこのように芽吹いてきましたので掘り上げます。
気温が高い時期なので、根もよく育っています。5号鉢へ植え付けます。
鉢にはマグアンプKをすでに入れてあります。来春まで丈夫に育ってください。
2024.9.1

えっ! 百貨店「中三」が破産 ⁈
アイキャッチ画像を変更しました。弘前市のリンゴ園から望む岩木山です。

桜祭りのころ、ドライブしながら出かけます。それから2週間するとまた出かけます。リンゴの花を見に行くのです。きれいですよ! リンゴの木の下がタンポポの黄色、リンゴの白、そして空の青。ずーっと眺めていたいその景色に癒されます。
岩木山麓に広がるリンゴ畑。力強い枝張りと同じように、力強い根が大地をがっちりつかんでいるように見えます。
百沢地区に広がる千本桜。山桜です。弘前公園の桜が終わったころ咲き始めます。この日はまだつぼみの方が多かったですね。
5年前の写真です。女性がお一人で、土地を借りて庭を造っておられるとのことでした。まだ途中段階とおっしゃってましたが、どうしてどうして、うらやましいほど素敵です。間もなく夕暮れ時です。
8月30日の新聞を読んでびっくりしました。世情に疎いアンポンタン爺にとっては一大事、これは悲報です! えらいこっちゃ。
中三弘前店地下のフードコートには爺がこよなく愛する "中みそ” があるのです。下北半島で遊んだ帰り(6/20)もここに寄っていつもの味噌ラーメンを食べましたが、2階への階段も封鎖され、地下のスーパーと土産物売り場の配置換えもあり、何か変とは思いましたが、こういうことだったのですね。

昭和47年からこの小さな街で学生生活を始め、4年間過ごしました。その後八戸、秋田と渡り歩き子供も生まれましたが、妻の実家が青森市だったこともあり、学生時代の延長で、数え切れないほどここには足を運びました。子どもたちも連れて行きました。
"中みそ”は昭和46年から営業が始まったそうですが、当時は“チャイナドール” という名前でした。階段を下りてすぐ左手、カウンター席だけでしたね。値段は忘れました。学生の食欲を満たしてくれるデパ地下食堂ですから高い訳はありません。妙に甘辛くて、ショウガとニンニクの味がするスープがなじめなかったのですが、ほんの数回で胃袋をすっかり奪われたのでした。あの若造が50年経って、今や腰痛症のバラ爺です。あっという間でしたね。

今後はどうなるのでしょう?“中みそ”は生麺もカップ麺も作っていて、通販で購入できるそうですが、そうじゃないんですよね。通販で買って食べるものではないのですよ。中三の地下で食べるものなんです! あ~あ、青春がまた一つ、消えて行く。土手町のどこかに店を復活して、ファンを呼び戻してくれーー、頼むよー。
皆さんにもこんな思い入れのあるお店がきっとありますよね。お店に限らず、突然消え去られるのは何とも切ないものですね。

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