ばら遊び 2024.10月
2024.10.20
バラの整理 その後
親善ばら展から2週間以上経ちました。気温は高めに推移し、室内ではTシャツ1枚で過ごすこともできるくらいでした(今日はちょっと寒かったですけど)。
開花のピークが過ぎ、風除けとして張っていた網を外しました。
網が取れてさっぱりした畑で、ゆく秋を惜しむかのように咲いているバラを撮りましたのでご覧ください。
今日の仕事は、自家産の新品種苗の中で一番目に地植えにし、樹勢が強く大株に成長した "jrjr1806" のバラ終いです。私の身長を超えたところで開花し、直径2㎝を超える主幹が6本あります。筋肉が鍛えられる大仕事を前にして気合を入れ直します。
最初に、開花している花を最期の花として採花します。次に、主幹を鋏とノコで切り落とします。最後に根株を掘り上げます。ふーっ、汗だくです。
空いた穴にはすぐ次の苗を植え付けます。バラCaféで学習した連作障害(嫌地)に配慮した方法をまねて植えてみます。農業用のアゼ楽ガードを使います。畑の中に、鉢を植え込むような感覚でした。効果のほどはまたいつかお話しします。
他に、夏に畑に下ろした光華とメルヘンロードのかさ上げです。少しと言ってもスコップで根が切れましたから多少のダメージは仕方がありません(伸び始めた赤い芽がぐんにゃりしています)。株全体が沈んでしまっていたのをスコップで持ち上げて土を下に押し込む作業です。クラウンの位置が高くなり、これでさっぱりしました。今日は疲れて、バタンキューです。
最後は新種実生苗2本をご覧ください。実生苗は私の癒しの源です。
2024.10.16
増えすぎたバラ 整理します
新しいバラを購入したり、新種のバラをつくったり、今年も十分に遊ばせてもらいました。あふれんばかりのバラが、我が家の南側と西側を占領してしまいました。これから12月にかけて鉢の置き場を移動しながら、不要なバラを廃棄していくことになります。
まだ10月の半ばですが、昨日は8鉢を廃棄しました。
岐阜のコンクールは耐病性のある新進気鋭のバラを求めていますので、すでに準備していた新苗が不要になりました(泣) それと、穂木用にと保存してきた新種の実生苗もこのへんでお役御免とします。耐病性のある品種に変えていかないと、“これまでのバラ” の呼び名で世間から置いていかれます。
昭和レトロが若者の間で人気になったりもしますが、同じように剣弁高芯咲きが再浮上することはないのでしょうか。バラ園では房咲きで圧倒するバラに人気が集中しますが、一枝に大輪が一輪だけの素朴な花が再び見直されるようにも思うのですが、会員の皆さんはどう思われますか? あり得ませんか?
廃棄したバラが残してくれた花を集め、最後の花を部屋で愛でています。
写真を撮って遊んでいたら、お局さまが突然言い出しました。天気がいいので、このバラを持って、実家の墓にお参りに行きたいと。。。 青森市まで3時間でっせ、、、間もなくお昼なのに~~ 畠○でごまあん餅も買いたいとのたまうのでありました(泣) 線香を持って、いざしゅっぱーつ。
会員の皆さん、ボヤキにお付き合いください。
私の本当に好きなバラは剣弁高芯の、しかし、つんつんしていない“ふくよかな”バラです。秋バラは多少の駄花であっても、適度な低温がこの“ふくよかさ”を演出してくれるのです。写真をご覧ください。
1分咲きのHT種(自家産)を切って玄関で開花させると、こんな花になります。花弁が緩んで、隙間をつくって、ふっくらするのです。これにほれぼれするのですが、世間さまは許してくれません。香りだ、耐病性だ、離弁性だ、と要求されます。
種バラとして、この春、岐阜から帰ってすぐに購入した2品種もご覧ください。この花に美を見い出すことができないのです。1輪対1輪で美を競わせたとき、勝者は私の中でははっきりしています。カップ咲きやロゼット咲きは花を集合させたとき、バラ園内での存在感はピカ一でしょう。しかし、花は咲き始め、満開、咲き終わりで表情が変化していきます。そこに美を感じます。ロゼット咲きにその風情を私は感じないのです。だからこれからも、剣弁高芯でふくよかなバラ作りを目指します。購入した種バラからは香りや耐病性の遺伝子をもらいます。形はあくまでも“これまでのバラ”にこだわりたいと思っています。
以上、小さな小さなカーポート育種家(自称)の所信表明でございました。お付き合いくださってありがとうございました。それにしても、残された人生がみじか過ぎる…
当然、弘前公園にも寄り道しました。追手門をくぐって間もなく右の植物園(入場料320円)に、小さなばら園があるのをご存知でしょうか。11月には菊祭りでにぎわう場所です。
お局さまがつぶやきました。入場料を取るほどのものか?バラは我が家の方が上だ…と。運転の労をねぎらい、ほめてくれてありがとう。王妃アントワネットがきれいに咲いていました。
2024.10.10
秋バラが咲いています
親善ばら展が終わりました。会員の皆さまのご協力に厚くお礼申し上げます。
特に、表彰式前に行われたお二人によるアレンジメント実技講習がわかりやすくて、とてもよかったですね。秋田、横手両ばら会の気持ちが一つになった瞬間で、ほっこりした気持ちになれました。横手の戸田会長様、秋田の佐藤理事のお二人には改めて感謝申し上げます。
9月下旬に夏日が続いたため、バラの開きが早く進み過ぎ、HTの芯が凛とした形に仕上がらない状態でした。バラ展が終わってからの朝晩の低温が、ようやくHTの形を整えてくれるようになりました。
次の写真は今朝採花したHTで、玄関の正面に飾りました。一番上が初恋、その下左から自家産の蕾、ロージー、ミスティモーニング、3段目左からジェミニ、手児奈、エレガントレディ、一番下の黄色が鎌倉です。
3日前に撮った写真もご覧ください。雨に打たれてやつれていますが、、、
私的なことで恐縮ですが、昨日は鶴岡までドライブし、昼ご飯を食べてきました。
料理宿坂本屋という老舗旅館ですが、昼食も提供してくれます。ここで、びっくりしたお料理が次の写真です。
庄内地方では “はたはたの湯上げ” という郷土食だそうです。まだ10月なのにハタハタ? ところがこれが絶品。身は口の中でとろとろと溶けていきます。何も調理しないでお湯で煮て、背骨を取っただけ。雌雄1匹ずつ盛り付けるそうです。ショウガとおろし大根に醬油を垂らしていただきます。脂がのっていて、しらこは濃厚なウニのようでしたよ。人生初体験の出来事でした。
2024.10.1
出展する品種はお決まりですか?
アイキャッチ画像は衣香とキズナの子ども(F)です。浅い花がら摘みで、絶え間なく咲いてくれます。
10月に入りました。連日の好天で、バラの開花も一気に進んでいるのではないでしょうか。昨日も日中は強い日差しが照り付け、暑かったですね。
会員の皆さん、出展する品種はお決めになりましたか?まだ2日ありますからギリギリまで待ってご判断ください。ただ、明日の午後から傘マーク(60%)がついていますから、露地植えのバラはお昼頃までには採花なさった方がよろしいかもしれませんね。なお、出展なさるバラは鮮度を保つ意味で、どこかのタイミングで最低1時間は水にどっぷり浸けて吸水させてください。
昨日私は、傘を立てた品種の写真を撮りました。そして、剣弁高芯のHTが、芯のない夏花のような駄花が多いことに気づきました。10月上旬に咲かせても駄花の割合が高いですから、バラ展の開催日は10月中下旬に移動させた方が良いような気がしています。
今の段階で、傘(15本)を立てた16品種の出展期待値(コンテストへの予定参加率)を出してみたいと思います。(○:出せそう、×:出せない)
① メルヘンロード × ② 手児奈 ○ , 武州 ○ ③ 初恋 ○ ④ ファーストレディアキエ ○
⑤ 鎌倉 ○ ⑥ 光華 × ⑦ ミスティモーニング ○ ⑧ 狭山路 × ⑨ ホット神崎 ○
➉ 写楽 ○ ⑪ キャプハリ ○ ⑫ コンフィダンス × ⑬ 日陰のロージー ○ ⑭ ホワイトベリー ○
⑮ 衣里佳 ○
今のところ、75%(16分の12)の期待値ですので、1週間前の傘の判断としてはまあまあだったということでしょうか。的が外れた4品種は、花足が早いということを認識しておきたいと思います。
それでは、この中から何点かを選んで1週間前と写真で比べてみます。どうかお付き合いください。
結局、1週間前にがく割れした程度の蕾が今年は出展のチャンスがあるようです。がく折れまで進んでいた蕾はこの暑さで開きすぎる結果になりました。極狭な畑の少ない品種でコンテストに挑戦していますが、最後はお天気しだいということになります。自分の場合は、技術的な対応は特にありません。バラを保管する冷蔵庫があれば、とは思いますけど…
他に、こんな品種にも期待しています。12年間一度も出展経験のない“魅惑(鉢仕立て)”です。ただし、これ以上開花が進まなければの話です。私にとっては難物ですが、少しわかりかけてきました。
また、房咲き二枝のFでは、“花ぼんぼり”がもう少し咲き進むと可能性があります。Fは主蕾の開花までで、副蕾の開花が追い付いていない状況です。
こんな感じ(出せそう、出せない)で、一喜一憂して遊んでいます。ですが、スリップスとオオタバコガの被害には大いに参っています。