ばら遊び 2024.8月

2024.8.25

夏剪定 終わりましたー
8月16日から始めた夏剪定と鉢の追肥作業が本日午前中で終了しました。やったぜ~~いっ。
この10日間、雨で中断することもなく、強風にも悩まされず、お天気には恵まれた10日間でした。ただただ、暑かったですね。カーポートの下はホント暑いわ。
まめに鉢に水遣りをやってきたせいか、Flの発芽がすでに見られます。忘れずに地植にも水をまかないと去年の二の舞です。発芽が遅れて開花が大幅に遅れましたから。
会員の皆さんもそろそろ終了のころと思いますが、いかがでしょうか。
剪定をしながら庭の写真を撮りましたのでご覧ください。
バラ畑のようすです 一番奥のセツコを切ると終了です 右下はジェミニです 樹高が低くなったら 果実が見えてきました
カーポートの昨日のようすです 手前の方に出品用のフロリバンダ(剪定前)が並んでいます  
玄関へのアプローチです 開花中の株はまだ剪定していません 両側に並んだバラの棘にご注意ください
カーポートの上に並んだオリジナル株です 剪定はしません 花がらを摘む程度です
オリジナル株です 廃棄する勇気もなく 4年生まで同居しています
台木用のノバラの鉢です 成長の遅れている手前の10鉢を太らせようとしているのですが
次に来春出品予定の2品種(Fl)の剪定前後のようすをご覧ください。
3鉢とも同じ品種です 芽接ぎして増殖しています
剪定が終わりました 花を採るためではなく 各枝を充実させる目的で浅く切ります
枝立ちがわかるように根元を撮っています 赤矢印が親枝です 根元から切除せず 青矢印の側枝を充実させます
赤矢印が親枝で ベーサルシュートは1本のみです  青矢印の側枝を育てるために根元から切除しないでこのまま育てます ただし 上の赤矢印は切除してもよいと思います
この株では親枝の樹勢の弱さがはっきりしていましたので 根元から切除しました 青矢印はベーサルシュートです
このようにフロリバンダの親枝を切除するかどうかは、全体の枝立ちを見て決めています。
次の品種も同じ親の子どもになりますが、花の色も形も異なります。共通しているのは香りの良さです。
剪定前です
剪定後です 左の株の成長がやや遅いようです
赤矢印が親枝ですがまだ切除しません
赤矢印のどちらも親枝です(2個の副芽が成長した) これも切除しません 親枝は来年も花を咲かせます
赤矢印が親枝です 後ろ側に側枝が分岐しています 来年も活躍してもらいます
次は「魅惑」の剪定です。ベーサルシュートは1本のみ。このシュートからどんな花枝ができるか期待しています。一度はバラ展に連れて行ってみたい品種です。甘い香りにバラ爺はメロメロです。
夏花でヨレヨレですが いい香りです 甘いティの香りにダマスク系も感じます
期待する枝は赤矢印のベーサルシュートです 2段目の先端に蕾を3個つけています
注目すべき赤矢印ですが 2段目の真ん中あたりで切りました 支柱を立てて保護します
最後は、剪定時に出た切り花の写真のいろいろです。花器に活けて、かわいいを連発しながら写真を撮っています。それがなんとも楽しいです。この暑さですから、花はすぐにしおれてしまいますが。朝採り直後の一瞬の美しさと香りが好きです。
赤矢印は前回のブログで紹介した開花時の外弁が緑色になる花です このぐらい開花するといい香りがしてきます 青矢印も同じ品種ですがあまり香りません
いい香りですが 色が地味ですね
地植えの剪定の最後はセツコです いい色が出ています
中央が小川さんの奈津子です 優しさと気品に満ちた表情は他を圧倒しています 右下のピンクはエレノール バラ爺にはその良さがよくわかりません 
2年生の実生苗です サーモンピンクがきれいです 飛び級させて この秋にでも芽を接いであげたい気持ちです 弁数は40~45枚 ティの香りです
2024.8.21

夏の剪定 半分終了です
今日の午前中は曇っていましたので、外仕事がはかどりました。鉢には追肥も入れていきます。時間がかかりますね。
夏の剪定がちょうど半分ぐらい終わりました。夏花は自由に咲かせていますので、剪定枝についている花や蕾を切って部屋で楽しんでいます。
剪定が終わると、庭に花のない生活が1か月ほど続きます。こうして少しずつ殺風景な景色に近づいていきます。
日曜日の井川町での剪定講習会にご参加いただきありがとうございました。
M様と私が鉢を持ち込んで、皆さんのご意見も伺いながら剪定のようすが見える形で演示させていただきました。
家に帰り、持ち帰った鉢の写真を撮りましたのでご覧ください。
1つはHT、もう1つはFlです。Flが悩みますね。親枝を残すか切るかの問題です。下の方の葉が黄色になっているからもはや樹勢はない、だから切るべし、というご指摘を受けましたが、私は残しました。その場で理由をはっきりと言えませんでしたが、この秋までは使える枝だと感じていたからです。特に青矢印の枝は来春も残すことになると思います。切るのは親枝の本体である赤矢印の方だと思います。Flですから枝は多い方が楽しめるはず、急ぐ必要はないと思います。
何年やっていても小さなことで悩みますね。そもそも育てる才能がないのですよ。こうだからこうだという理論がないのです。勘だけで何となく適当にやっているということです。
HTです 中央にあった親枝を切り 細いベーサルシュートも1本切り取り さっぱりしました 2段目の中ほどを意識して切ったら 左右で高さがデコボコになりました
悩ましいFlです 青矢印は赤矢印の親枝から出ている側枝です 残すとすればこちらではないでしょうか 
来年出品予定の新苗のHTですが、夏になると剣弁咲きがグシャグシャになって、しかも緑色が出てくる変わり者です。せめて香りだけでもと願い、思いっきりかぐのですが、いつかいでも微香。駄花で恐縮ですが、ご覧ください。
外弁にほんのり緑がのります
中心の弁先も緑がかっています
芯の弁 数枚が緑色でした 全開した花形はお見せできません 私の理想とかけ離れすぎてます
2024.8.8

火炎治療のその後
白トリュフに火炎治療を行ったのが8月3日。な、なんと、その2日後から葉が枯れ始めました。向かって右側の根を中心に治療しましたが、右側の枝の葉が落ち始めたのです。
表皮のすぐ下を走る道管が熱によって遮断されたと思われます。根から水を吸い上げる道管は死細胞でできていますから、状況に応じてバイパスを作るような働きはありません。どの程度のダメージを受けたのか、今後のようすを見ていくしかありません。
このバラは種馬バラの母木としての役割があり、果実を3個つけています。そのうちの1個が枯葉枝の上についています。これも枯れたら泣きますが、まあ、少し様子を見ることにします。(8/8現在、枯れが止まりました。大丈夫だと思います)
トリュフを取って火炎消毒しました その2日後からご覧のように枯葉が落ち始めました 嫌な予感もしますが ようすを見るしかありません
ちょうど裏側から撮りました 数本の枝(赤矢印)で落葉したようです 青矢印の枝の上に果実が育っています 同じような落葉が見られますのでダメージは避けられないと思います
今日も暑かったですね。このブログを読んでくださっている皆さま、お元気でしょうか! 我家では明け方までエアコンをつけて、朝食後にまたつけ始めます。外仕事もちょいとビビりがちではありますが(Nさまのブログのシャツの汗と、トリュフの大きさに圧倒されました~)、今日は台木苗に追肥をあげる予定です。
台木苗は適当な場所がないため、住宅の西側を置き場にしています。日の指さない午前中が勝負です。ここは日当たりは十分とは言えませんが、肥料と水だけは忘れずに続けています。8月末までに根を1㎝程度の太さにまで仕上げたいのですが、なかなかそうはいきません。鉢上げの遅れた約半分は、まだ3㎜程度(つまようじ程度)です。今年の芽接ぎは無理かな~ と思いながらも、あと1~2か月での成長に期待しています。
約8㎜の太さです 5号鉢ですが ぼかし肥30g マグアンプ10g程度を投入しました プラ鉢が膨らんで はち切れそうです
手前側の15鉢は順調な成育です 芽接ぎまでまだ1か月ありますから 1㎝前後の太さまで成長すると思います
問題はこの10鉢です 発芽 鉢上げ すべて遅れました 樹高もまだ30㎝未満です 2週間後には同じような追肥を与える予定ですが さらに保険をかける意味で 本日夕方 ノバラを挿し木しました
早朝の散歩後に、来年出品予定の花がちょうど咲いていましたので写真を撮りました。毎度おなじみの駄花ですが、どうかご覧ください。花は小ぶりですが本来の形で咲いていました。(☚いつもの親バカです)
たびたびの登場で恐縮です 3株並んでいます 長岡に出品する予定です
短く切って室内で楽しんでいます 東京に出品する予定のHTです
岐阜に予定していたHT3株ですが 耐病性は高くはないので どうしようか迷っています
実生苗2年生のHTです 1つ前の写真(HT)の親を 正逆交雑(母と父を反対にした交雑)した子です
2024.8.2

高価な白トリュフが採れました!
アイキャッチ画像は、今春新苗で購入した”ふれ逢い”(HT)です。3段目で咲かせて放任しようと思っていましたが、新苗の初花とは違って思いのほか赤く色づいたので、切って部屋で楽しむことにしました。開花したら弁の並びが不ぞろいの駄花でしたが、そのうちもっと良くなるだろうと期待しています。
大雨が長く続きました。
県内では沿岸南部、県南部、そして北部にわたって大変な被害が出ました。会員の皆さまのご自宅は大丈夫だったでしょうか。
TVニュースで被害にあわれた方を見るにつけ、特に家の中にまで泥が流れた高齢者の方々は今後の生活をどうなさるのか、気の毒に思い、私も一緒に憂鬱になりました。
自宅に泥が入ったらどうするかと妻に問えば、家はあきらめて公営住宅に入れてもらうと答えました。私もそう思います。この年齢ですから、再建は無理だと思います。当然、バラもお終いです。現在ばら遊びができているということは、とても幸せなことだと改めて感じています。

(深刻な話のあとで誠に不謹慎で恐縮です)
昨日のパトロールで、またまた高価な白トリュフを発見してしまいました。
このバラは2013年に購入し、昨年11月に鉢から花壇に下ろしたバラです。昨年の11月19日のブログ(冬の準備 進行中!)にも書かせてもらっていますが、下ろして間もなく白トリュフを発見し、治療しています。今回も似たような場所ですが、発生した部位は少しずれています。こんなときのために火炎消毒用のガスバーナーを準備していましたので、さっそく使ってみました。焦げ目がつくほど焼いていると細根に火が移って煙が出始めましたので、急いで水をかけました。木の生死には問題ありません。
薬品は使いません。昨年はダコニールを使いましたが、効いていたとは思われません。このまま日光消毒をして、土はしばらくかぶせないことにします。
昨年11月の写真です 赤矢印の部分一帯が病巣です 
ダコニールで消毒しましたが 病巣が取り切れていなかったと思います もっと深く切るべきでした
これが 昨日発見した 白トリュフ です 
土を10㎝くらいどけて よく見えるようにしました 赤矢印の3か所にトリュフが育っています 白い粉のようなものは昨年散布したダコニールです
手でもぎ取った3個と破片です 大きいのは直径3㎝くらいありました 気温が高くなると 成長が早いです
泣く子も黙る火炎放射器です
1回目の放射が終わりました この後 もっとナイフで深く掘り切りました そして2回目の放射でほぼ黒焦げになりました
お口直しに実生苗2年生の花と部屋に飾った”ふれ逢い”の夏花をご覧ください。ふれ逢いを駄花だと先ほど言いましたが、どちらの花かおわかりでしょうか? 青矢印の花弁の重なりを言ったのです。コンテストにおいて私が審査員であったら、この段階では、右の方を上位にします。もう少し開いて重なりが気にならないようであれば左にも勝算はありますが。
2年生の実生苗です(手児奈×ジェミニ) 形が整っていますので今後も注目していきます
どう見ても左の方が立派ですね ただちょっと青矢印部分の重なりが気になります 芯が傾いているんですね

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