夏剪定 始めました!  (2)

 上の写真は2019年秋の集合写真です。大内先生の会長としての最後のバラ展になりました。お疲れさまでした。皆さんの表情が明るくて素敵な1枚です。

 2022年10月9日の親善ばら展、花色指定花は桃色系です。
 夏の剪定時において、春の花枝から得られる花はあまり期待していません。1番に考えていることは、ベーサルかサイドシュートをソフトピンチすることです。2番目は、シュートのハードピンチです。ハードになった理由はシュートの芽出しとピンチの日程が合わなかったからです。春の花枝への期待度は3番目です。
8月17日に剪定した桃色系の中で 3段目まで伸びているベーサルシュート1本に目をつけていました 品種は○○○です このシュートを2日遅れで 8月19日5枚葉を6枚つけてソフトピンチしました(右) 
8月19日 この下の2段目の中ほどで太さ1.3cm 3段目でも1cmあります 花枝は4段目ということになりますが十分期待できるはずです ただし 当日開花してくれたらの話です 剪定しながら こういう楽しみを自分で作ることができるのが秋バラのおもしろいところです 結果は後日 このブログで公開したいと思います
キャプテンハリーステビングス 剪定前 後ろの株と重なっていてわかりにくいですね
8月19日 キャプテンハリーステビングス 剪定後
2014年の親善ばら展に出品したキャプハリです 左の花をもう少し開いてあげるべきでした 芯の高さは絶品です
 左はキャプテンハリーステビングスです。長い名前ですね。寺西菊雄様の伊丹ローズガーデン(現在は能勢ばら園)から我が家に来て、22年になります。明るいローズピンク、剣弁で芯のたか~いハンサムですが、花持ちが悪いのが欠点です。開花2日目までかな⁈ 咲き始めの形が抜群なので、栽培を続けています。
右の2枚の写真は、1日遅れでソフトピンチした武州(明るい朱色、典型的な剣弁高芯)です。古株は強風にあおられて倒れましたので、その芽を接いでつくった2代目になります。接いで4年目です。シュートをよく出し、のびのびと成長しています。花がやや小ぶりですが、開花とともに大きくふくよかに成長します。
武州のサイドシュート ソフトピンチ前
8月21日 武州のサイドシュート ソフトピンチ後 ソフトピンチで得られる花枝は春の枝から出る花枝より力強く 活き活きしているように見えます ソフトピンチで得た花が 展示会にちょうど間に合ったときは最高の喜びになります。
2014年親善ばら展に出品した武州です 開き過ぎてかわいそうです
8月23日 レッドクリフのソフトピンチ前
8月24日 レッドクリフのソフトピンチ後
左はレッドクリフのサイドシュートです。剪定した翌日にソフトピンチを試みます。すでに蕾がついていて、ひげ芽も見えますので、中ほどにある5枚葉でピンチします。
夏剪定の最後は魅惑(鉢)です。左が剪定前、右が剪定後です。
我が家の魅惑は樹勢が弱く、繊細です。肥料を強くすると花芯がダブって不格好になります。肥料を控えると成長が悪く、シュートの芽出しがありません。これまで一度も良花に恵まれず、したがって一度もバラ展に出品したことがありません。
8月24日 左にシュートが1本立っています。他2本は春枝です。3本とも浅く切りました。
8月24日 セツコ ソフトピンチ前
8月25日 セツコ ソフトピンチ後
おまけの1本はセツコです。バラ畑の最後です。左の写真のように若芽が上がっています。ふつうに1段下で切りたかったのですが良い芽がありません。翌日、ソフトピンチしました。
2016年日本ばら会秋の本部展に出品したセツコです ほとんど黄色ですね 新幹線で東京まで持っていくだけで花は傷んでしまいます

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夏剪定 始めました!  (2)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ak-hiroyuki より:

    投稿ありがとうございます。
    自分の枝ではなくてもシュートの赤い葉を見るとなんだかワクワクするのは僕だけでしょうか?w
    魅惑の栽培は繊細なんですね
    次回のバラ展では「魅惑」の出品を楽しみにしています。

    1. kitaterose より:

      花を見るのも楽しいですが、シュートを発見したりピンチしたりするのは、ak-hiroyukiさまと同じようにワクワクしますよ‼
      魅惑が我が家にやってきて10年になりました。樹勢が弱すぎます。私のような乱暴な管理者にはついてこれないのでしょう、きっと。
      今年の指定花だった初恋と兄弟なんです。花粉親がコンフィダンスというピースの子どもです。初恋は花首が太くてがっしりしていますが、我家の魅惑は花は大きいですが花枝も花首も貧弱です。根張りが弱いため、10年経っても6号か7号鉢で、鉢増しすることもありません。花色と香り(ティ系にダマスク)が魅力で、引退勧告できないでいます。
      万に一つ、ドッガーンと一発、良花に恵まれましたら出品させていただきます。

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