ゴマダラカミキリ おそるべし
8年ぐらい前から庭でゴマダラカミキリを見かけるようになりました。 最初の標的は、1999年の配布苗の「熱情」。クラウンが大きく成長し、毎年良い花を咲かせていました。2014年7月に株元にカミキリの木くずが落ちているのを発見してから、真夏にかけての成長がピタリと止まり、3分の2が枯れました。 クラウンが土の中に沈んでいましたので、12月にはスコップを差し込んで根を持ち上げて、翌年の成長を期待しました。しかし、とうとうその3分の2は回復できませんでした。これが始まりで、これまでに大株が2本枯死しています。カミキリは1~2年で世代交代を繰り返しているようです。木くずは見えるのですが、犯人を追い込めないでいます。木くずが出ていた株元から一度も幼虫を捕まえたことがありません。 それが今年はなんと、6匹のカミキリ(成虫)を6月~7月の1か月間に捕まえたのです! 捕獲法は必殺「テデトール(手で取ーる、捕殺です)」ですが、こ奴が産卵しまくっているとしたらお手上げです。トホホ...(虫が苦手な方は閲覧にご注意ください)
左はローリエ(月桂樹)です。3年ぐらい前から新梢が伸長しないのでおかしいと思っていましたが、とうとう枯れました(幹の太さは約10㎝)。細いひこばえが数本出ているので枯死は免れました(右)。基部はご覧のようにきれいです。もっと上が食害されたのでしょうか。株元とは限らないのですね。 今年バラ庭で捕らえた6匹はここから誕生したのかもしれません。ローリエに木くずは見えませんし、穴もわかりません。しかしこの枯れ方はバラと同じです。異常発生源はここなのか?不思議です。 カミキリを発見した際には、産卵された可能性があるため、速攻で庭バラの株元を中心に有機リン系の薬剤を爆噴射します。こ奴はバラの他、ローリエ、ミカン、リンゴ、ナシ、ブドウ、イチジク、クワ、ヤナギなどの柔らかい木を好むそうです。果樹園ではアドマイヤ―顆粒水和剤、モスピラン顆粒水和剤などを使用しているようです。 皆さんはどう対処されてますか⁇
左は一見平和なクラウンのアップですが、カミキリの脱出口と思われる丸い穴がいくつか見られます。 右は、脱出口に千枚通しを差し込み、かきむしった写真です。木はもろくなっていて、ぽろぽろと崩れました。よく枯れずに持ちこたえたと思うと、愛おしさがこみ上げてきました。
うちでは、ゴマダラカミキリは年に多くて1匹見る程度です。そして、何故かいつもその虫は玄関先で死にかけた状態で「キーキー」と鳴いていてあれは産卵後だったのでしょうか、、だとしたら数年後大量発生もありえるのですね。
確かにキーキーと泣きますよね。思わずテデトールの力が緩んでしまいます。
触角が長く堂々とした体格にほれ込み、飼育する方もいらっしゃるそうです。
カミキリはサナギから成虫になって、ご飯を食べて、生殖を終えて子孫を残したら成虫としての役割は終わります。
約1か月(長いと4か月)が成虫の寿命だそうですから、バラ茎の中に入っている幼虫の方が圧倒的に長いのですね。
ak-hiroyukiさま、稀にカブトムシが玄関先に落ちていることもありますから、カミキリもきっと他から飛んできたものと思いますよ。
ただ、定期消毒の際には、株元への消毒もお忘れなく!
カミキリムシはとても憎いですよね!
まさかテデトールて手で握り潰すんですか?
女性なのに凄すぎて尊敬します。
ローズさま、コメントありがとうございます。
ちょうど1年前にこのブログを投稿しました kitaterose です。
カミキリムシ対策として殺虫剤を土壌散布してきましたが、今年も2匹捕まえましたし、
食痕の木くずも数本で見られましたので、これからも戦いは続きます。
テデトールやフミツブースを駆使して我が子を守りますよ。
ちなみに私はバラオヤジ(爺?)でございます。
ぜひまた次のコメントをお願いします!