ばら遊び 2024.4月
2024.4.30
4月末の庭のようすです
4月中旬に体調を崩し元気も食欲もなく、何もしないでぶらぶら過ごしてきましたが、ようやく復活の兆しがみえてきました。
新芽も伸びてきましたので、4月27日に今年2回目の消毒を決行。前後が逆になりましたが、芽かきも気になり、雑草も気になり始めてちょろちょろやり始めたら、今度は持病の腰痛に。腰が立ちまへーん。高校時の伸長から3㎝も縮んだのにさらに縮めようとするのだろうか。こうやって腰曲がり爺が完成していくのだろうか。
会員の皆さんは1回目のバラCaféにも参加され、理想的なスタートを切られたことでしょう。健康がうらやましいです。
ばら遊び4月号を投稿しましたが、まだ1回のみ。今日で4月も終わりますから、せめて写真を撮って、出遅れた春の記念にしたいと思います。
まずはカーポートから。今年の新苗(T字貼り芽接ぎ)は、33本作って現在23本残っていますから成功率は約7割。成育のよいものはピンチをしたところですが、成長の遅れているものもあります。生産者であれば当然廃棄するのでしょうが、もったいなくてそんなことはできません。枯死する最後まで見届けます。
芽接ぎで失敗した台木を使って、切り接ぎの練習をしてみました。その後のようすです。芽が出たようにみえますが、これは、枝のエネルギーで芽が出ただけで、活着しての芽ではありません。残念ですが、きっと全部失敗だと思います。ただ、もしかしたら芽接ぎより簡単かもしれません。手応えは感じています。
冬越しを経験した実生苗(2年生)が26本あります。半分くらいまでに選抜できるでしょうか。落ち着いた2年目の花がどんな花なのか、楽しみが広がります。
次は風除室にて育種のようすです。
台木用のノバラの種をまいた上に燻炭をまいたのが出芽が遅れた原因と考え、pHメーターで測定してみましたが、針は目盛7から動きません。やはり土壌に差し込む土壌酸度計では測定できませんでした。pH試験紙で確認すべきでした。
失敗したと思い込み4月8日に再度種をまきました。白いものをかぶせていますが、パーライトです。もみ殻の代役です。
燻炭培地からぽつぽつと芽が出てきますから、このままようすを見ていくことにします。
本命である実生苗もぽつぽつ芽が出始めています。香りの強いHTの誕生が今年の第一目標です。
2024.4.7
燻炭作戦 失敗したようです
アイキャッチ画像は2022.6.8の春のバラ展に持参した盛り花です。
台木用のノバラの種の上に燻炭をかけて(燻炭をかけた理由は、胚軸の長い台木をつくるためでした)発芽を待っていましたが、種まき後27日になったにもかかわらず発芽は1本のみ。不安を感じていたこの作戦は失敗したようです。
ヘアドライヤーを使って燻炭を吹き飛ばしてみましたが、うまく取り除くことができませんでした。2つのセルで種をほじくってみましたが、発芽の気配はありません。このまま様子をみてみますが、もしかしたら全滅もあり得ると考え、冷蔵庫に残っていた種をまく準備はできています。明日まくことにします。
交配種の種(燻炭をかけていません)も発芽の気配はありません。それどころか、6つのセルでカビが発生しましたので、スプーンですくい取りました。こちらも様子見です。
新苗の方は4月の気温に恵まれて接ぎ芽を伸ばし始めました。今年は全株一斉に3月30日に台木を切除(樹頭切除)しています。新芽の伸長の状態によってカーポート組(屋外)と風除室組(屋内)の2班に分けています。今後の成長が楽しみです。