バラと遊ぶ part2 2023.8.27
2023.8.27 夏剪定 終わりました!
今朝の天気予報を聞いていましたら、秋田市の8月の平均気温(8/25までの)が観測史上の最高値を更新したらしいですね。30.0度だそうで、これまでの最高27.3度(1999年8月)を2.7度も上回りました。ダントツに暑い暑い夏になってしまったようです。 連日早起きして秋花のための剪定をしたのはよいのですが、茎が十分伸びて大きな花を咲かせることができるのでしょうか。不安です。 10月1日の親善ばら展に照準を合わせておられる会員の皆さまもきっと心配なさっていることと思います。 バラ展で形のよい秋花を見るためには、北日本に位置する秋田県ではありますが、10月中旬頃がよいのかもしれませんね。天気のことですからわかりませんけどね。 夏剪定を終えた庭の様子、実生苗や新苗、種ばらや台木苗の様子をご覧ください。
2023.8.9 秋田市観測史上タイ38.2度! 危険な暑さです!!
昨日(8月8日)の秋田市の最高気温は37.4度、今日(9日)は観測史上タイの38.2度だそうです。数字を聞いただけで汗が吹き出します。会員の皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。 朝の涼しいうちに(実際はちっとも涼しくありませんが)、散歩と鉢への水遣りを済ませます。台風6号の影響が出始めてから連日水遣りを続けています。 自家産のバラで、葉に日焼けのような症状が出ている4鉢、葉を落としている1鉢、これらはすべてブルー系です。自分としてはかなり期待度の高い株ですが、耐暑性のなさを露呈しています。カーポート最先端から奥の方に移動して養生しています。特に何も手を加えません。気温が落ち着けばまた元気になります。蒸散作用による水不足を落葉によって調整している生理現象と考えたら、何もバタバタすることはありません。この時期に落葉することは成長を止めることになりますが、葉が薄いバラの自衛手段であり宿命と考えます。 新花コンクールにブルー系の入賞花が少ないのはこの耐暑性の問題があるのかもしれません。真夏の審査ではじかれてしまうのでしょうか。
水遣りの最中に、2鉢に異変を感じました。近づいてみると、根頭癌腫です。いつの間にこんなに大きくなってしまったのでしょう。見ているようで見てないんですね! 1つはマーガレットメリル(2014年の配布苗)で、もう1つは今年の配布苗の王妃アントワネットです。今年の配布苗に発症したのはかなりショックです。皆さんの苗は大丈夫でしょうか。 今のところどちらも元気に生育していますので、癌腫部分を切除して、今回はバラCaféで教えていただいたダコニール1000を塗布してみます。これまではイオウフロアブル(原液)を使用し、結果も良好でしたが、ダコニールでも確認してみます。 初心者のころは発見次第、苗を廃棄処分していましたが、今は対処療法でようすをみています。土替えごとに再発しているようであれば処分を考えます。なおその際、挿し木や接ぎ木でその株を残そうとするわけですが、それは止めた方がよいと思います。その株もまた発症することを経験していますから。結局、穂木の中にもアグロバクテリウムの遺伝子が入っていると考えた方がよさそうです。病巣部だけの問題ではないようです。
お口直しに、自家産のHT・1種とF・1種を紹介します。HT種のこの実生苗は4年目になります。剣弁高芯できりりとしていますが、新苗の秋の花の大きさを見て残すかどうか決めます。 3年目のF種はこの夏の芽接ぎ候補にしています。日照時間や気温によって花色が微妙に変わります。最後は平咲きになりますが、やわらかい色合いの微妙な変化が気に入ってます。来年には新苗ができる予定です。
2023.7.25 夏剪定前に行う整枝とは?
秋の親善ばら展は、10月1日(日)に横手会場で開催される予定です。開催日が昨年より1週間早まりますので、単純に1日早く剪定することになります。1日のずれで開花が1週間前後ずれるからです。前後というのは、その年の気温によります。最終的には昨年のデータを見ながら勘で決めます。皆さんはすでに剪定計画を立てられたことと思います。私は、8月14日から8月25日までの剪定計画表を作りました。同じ品種であっても枝の太さによってさらに剪定日をずらすベテランもいらっしゃるそうですが、そうなると混乱必至ですから自分はそこまではしていません。 さて前置きが長くなりましたが、剪定に入る前にやっておく「整枝」について説明します。私の場合、8月14日からの剪定では花枝をどの芽から伸ばすか、その芽の上で剪定することだけに集中します。そのための準備が「整枝」になります。具体的には次のことを行います。 ① HTでは各枝をなるべく1本仕立てにしたいため、余分な枝は切除する 内側に向かって伸びた枝(逆さ枝)、下に向かって伸びた枝(下り枝)、細い枝、交差枝、ブラインドや出開きを切除する ② 病気に罹っている枝を切除する ③ 全体の枝のバランスを考え、場合によっては誘引する 今日は初恋をモデルにして整枝を行いましたので、その写真をご覧ください。
今日の庭の様子です。
2023.7.23 梅雨が明けました!
昨日(7月22日)、東北地方は梅雨が明けました。それにしても、経験したこともない大変な大雨でした。被害に遭われた皆さまには心からお見舞い申し上げます。 昨日に引き続き今日も真夏の青空が広がり、午前中にすでに30℃を超える暑い日となりました。日照時間の少ない日が続いた後の晴天だけに、水分過多で伸びた新梢にはこの日差しは負担が大きいものと思います。皆さんのお庭のバラはいかがでしょうか。葉焼けなど起こしていませんでしょうか。
今日は、昨年カミキリムシの被害に遭った6株に殺虫剤(ダイリーグ粒剤)を土壌散布します。3月から月1回の割でこれまで4回散布してきました。今日が5回目の散布になり、今年はこれが最終回です。防草シートを部分的にはがしての作業ですから、結構面倒です。早朝散歩の後、涼しいうちにやってしまいます。 防草シートをはがしたら、ノコくずのような木くずが出ている株(孵化した幼虫が侵入済み?)が1株、もうすでに息が絶えそうなメス(?)1匹が他の株で観察できました。このきわめて怪しい2株以外には特に変化はありませんでした。昨年は6~7月で6匹の成虫を捕まえましたから、もしこれで治まるのでしたら殺虫剤の効果は確実で、苦労のかいがあったというものです。が、まだわかりません。地上部での成虫の発見に努めます。
次はカーポート育種の続報です。今年の人工授粉は失敗が多く、実っている果実は現在9個です。一昨年と同じような状況です。最終的には数個(一昨年は2個)になると思います。雨が多い年は不作です。皆さんのお庭ではシュートピンチした部分からカビが入り、黒く腐ったりしていませんか? 我が家では数本で見られ、一段下の芽まで切り戻しています。人工授粉もおしべや花弁を切り取ったりしますので、その切り口からカビが侵入します。カビとの戦いですね。めしべからカビが侵入すると、膨らんでいる花托の中央部から下側に腐敗痕が出ますし、おしべや花弁の切り口から侵入するとガクの基部から腐敗痕が出ます。それがわかっていても、残念ながら対応ができません。
2番花が咲いています。小さいですが夏花はこんなものでしょうか。赤はLDブレスウエイト(ER)、桃色は花ぼんぼり(F)、ピンクのつぼみはアリエス(HT)です。 地植えの管理はほぼ放任です。地植えは鉢植えより100倍楽ですね。シュートピンチをし損ねた新梢は、ほうきになって花束みたいです(笑)。 そろそろ夏剪定前の整枝に入ります。整枝が刺激となって伸び始めるベーサルシュートが、秋花の期待度ナンバーワンです。8月下旬にソフトピンチし、2段目に咲かせます。いずれにしても、今年伸びたシュートに咲かせる花が秋の出品花の中心になります。1番花、2番花と咲かせてきた太い春の花枝はもちろん整枝の際に残しますが、実はあまり期待していません。春の花枝と同じ場所から伸びたサイドシュートは期待度ナンバー2です。その際、春枝は切除します。こんなことを考えながら整枝していきます。
2023.7.7 カーポート育種 新種の実生苗 咲き始めました!!
3月16日に種まきをして発芽した27本(発芽率12.6%)の実生苗でしたが、うち1本が成長不良で離脱し、26本が残りました。アイキャッチ画像はその中の1本で、HT種です。今朝開花しました。花粉親がコンフィダンスです。香り豊かでふくよかな花になることを期待しています。 今年は花が咲く前に7.5から10.5㎝のポットに移したため、体はいつもより大きくなりましたが、その分、開花が遅れました。やはり、花後にポット替えすべきでした(反省!)。 ようやく7月に入って花芽がつき始め、ぽつりぽつり咲き始めましたので紹介させてください。 26本の品種の内訳ですが、HTが5品種、Fが6品種です。昨年はF種が2品種のみでしたから、楽しみは少し広がりました。
同時進行で人工授粉も行ってきましたが、昨年と同様に、晴れて湿度の低い日が長続きしませんでしたので、今年も不作です。果実は10個も採れないのではないでしょうか。それだけに、今年の新種26本には新花コンクールに耐えられる品質を期待しています。 併せて、コンクール出品用の新苗作りも続けています。「完全屋外放任栽培」は完結できませんでしたが6割のラインは死守できましたので、挑戦から得たことは来年に生かしたいと思っています。 大館の吉原さんは、苗作りにハウスがあってもなくても関係ない、加温設備の有無も関係ないと、はっきりおっしゃいました。大人げないないものねだりと、自然環境のせいにするのはもうやめようと腹をくくりました。今あるもので工夫すればよいのです。寒暖の激しい大館でも加温することなく、ビニールを三重にしたトンネルで厳寒期を乗り越えて私たちに配布苗を届けてくださる方の苦労の一端にふれ、いかに自分がアマちゃんであるかを思い知らされました。 来年出品しようと考えている新種苗(候補)を紹介します。秋にはこんな花を咲かせるために鋭意肥培中です。
2023.6.4 越後丘陵公園に行ってきました!
6月4日、新潟県長岡市にある国営越後丘陵公園に行ってきました。 今回の目的は、第16回国際香りのばら新品種コンクールの表彰式の見学と、ここに嫁いでいる5品種の娘たちとの再会です。 はやる気持ちを抑えながらも足早にめざす花壇に向かいます。 いました! 第17回の審査にかかる2品種と、その次の3品種が元気に育っていました。花の最盛期は少し過ぎていましたが、こんなすばらしい花壇でプロやボランティアの方々に支えられ、立派に成長して自己主張をしてくれているかと思うと、カメラのファインダーがくもってピントが合いません。舞い上がっての乱写です!!
花が終わりかけていますが、この姿も審査の対象になります。写真に全て納められていくのです。大きな花がよくついています。よそさまのお庭でこんなに立派に成長して、あ~、ファインダーがまたくもります。そしてこともあろうか、ご主人さまの前で3本が1組になってハートの体形をみせてくれるなんて。。。 午後からの表彰式は園内にある花と緑の館(屋内)で行われました。 埼玉県の木村さん、富吉さん、岐阜県の河本さん、中島さん、日本を代表する育種家が勢ぞろいです。富吉さんのバラは日本ばら会を通して数本持っていますが、このコンクールには第2回から参加され、今回が初めての受賞とのことでした。つまり入賞まで15年もの歳月を要しておられます。82歳になられたそうですが、いつか自分もベルトパーテーションの向こう側に入れてもらえるのでしょうか。入るつもりで挑戦し続けたいと思います。 往路も復路もそれぞれ5時間半かかりました。長岡までの日帰り運転はちょいとつらかったですが、河合奈保子のハーフムーンセレナーデをいやというほど聴いて眠気を撃退し、無事に戻ってきました。明日からまた仕事がんばります。
2023.6.1 春のばら園巡りです!
6月1日、大館市にある吉原農園と小倉ばら園にお邪魔しました。 同行者は伊藤理事、坂本理事のお二人でした。 吉原さんは配布苗を作ってくださる生産農家の方です。今回初めてお会いすることができました。 今年の配布苗の王妃アントワネット(HT)は、田畑の広がる農地内にある大きなハウスの中で出荷を待っていました。気温が高めに推移したせいか成長が早かったそうで、大型で丈夫な新苗という印象でした。
小倉さんは皆さんご存じのように、本会の顧問として十年以上にわたりご指導をいただいている方で、小倉ばら園の園主です。御年94歳の現役園主です。91歳の奥様と二人三脚で経営されておられます。苗を買い求めにこられる遠方からのお客様が後を絶たず、大変忙しく対応されておられました。もう少ししたら園内全体が花の洪水に包まれてしまうことでしょう。 そして、春のばら展のお祝いとして苗木4本を提供していただきましたので、入賞者の副賞(小倉ばら園賞)とさせていただきたいと思います。
もうお昼を回ってしまっていましたが、わざわざ駐車場までお見送りに来てくださいました。 ありがとう! 小倉さん! 奥様もお元気で! また来ます。
復路の途中で北欧の杜公園に立ち寄り、満開に咲き誇るルピナスを見学しました。
2023.5.21 開花一番手、やはりカクテルでした!
昨日、カクテルが1輪咲きました! 昨年より5日、一昨年より8日、一昨々年より同じく8日早く咲きました。 春のばら展が行われる6月10日は、ちょうど庭が満開になるような気がします。 市街地にお住まいの方は満開を過ぎるため、出品には苦労されるのではないかと心配しています。早咲きから遅咲きまで、いろいろな品種をそろえておくことをお勧めします。
昨日は6回目の予防注射を受けましたが今朝はまだ元気でしたので、早朝、薬剤を散布しました。2,3年生の実生苗や生育中の新苗にうどん粉病がみられたのでラリーを、殺虫剤としてマラソンを散布しました。 散布後、いつものコースで約1時間の散歩。寒くはないので半袖、短パンで気持ちよく帰宅し、早朝パトロールで庭を1周しました。 そこで発見したのがバラクキバチによる被害(花枝5本)と、昨日の強風?で倒れたシュート1本(ピエールドロンサール)です。他の4本のシュートをしっかり結束しておきました。 バラクキバチはバラカフェで学習済ですが、他から飛んできて卵を産み付けるため、特に対策はできません。犠牲になった数本の花枝は天使のわけまえと思っておう揚にやり過ごしています。新鮮な5枚葉のところまで下げて切除します。 HTの副蕾の処理もしていますが、こんな奇形もときどき見かけます。 ブログを書いているうちに体温が37.5℃まで上がってきましたので、この辺で失礼します。昨日はモデルナのオミクロン対応株でした。
2023.5.18 春バラの生育状況です
まだ新緑の季節なのですが、東北地方の太平洋側では早くも30℃を超える真夏の気温になるようです。秋田市だけが避暑地のようで、バラの成長にはもってこいの天気になりました。 3,4日前の雨で花枝もぐ~んと伸びましたね。葉を傷つけるような強烈な風もなく、順調な生育ぶりです。 今朝は地植えのバラで、一番に開花しそうな大きなつぼみだけを狙って撮影してみました。
南軒下一等地に鎮座するのんきなお地蔵さん(コンクール出品用の新苗)たちも、ようやく体が温まってきたのでしょうか、重い腰を上げてきました。50本中、33本くらいはものになりそうで、6割の線は死守できそうな感じです。今年の失敗経験をもとに、もっと成功率を高めることができそうな感触をつかむことができました。 自分の健康寿命はあと何年あるのでしょうか。急がなくっちゃ、時間がないよ~
新種の種を3月16日に214粒蒔きました。
2か月が経過し、実生苗23本をポットに上げることができました。ちょうど1割ですね。
2023.4.27 用土、購入しました!
皆さんはバラに使用する用土は何を使っていらっしゃいますか? 少量で済む方はバラ専用用土が販売されていますから、それを使用されたらよろしいと思います。 私は結構使いますので、赤玉土などを単品で購入し、牛糞堆肥などと混ぜて使用しています。春のこの時期は市内のどのホームセンターも園芸祭りを開催して各種用土を販売しますので、チラシを見比べて検討しますが、最後は値段に落ち着きます。 今年も近所にあるAMANO御所野店の赤玉土が最安値でしたので、トランク一杯に積んで二往復しました。カーポートの隅っこに積んで置いて、そこから引っ張り出して一年中使います。
KOMERI卸町店は一年中同じ値段で販売していますが、AMANOはこの時期だけです。山積みされた袋が売り切れてしまうとそれでおしまいです(昨年まではそうでした)。冬前の鉢土替えで不足したらKOMERIで調達します。ピートモスやパーライトもKOMERIですね。DCM広面店は近くてよいのですが、1袋10L単位で割高ですので購入したことはありません。
風除室に緊急避難させたお地蔵さん(新苗)たちの芽が、心なしか膨らんできたような気がします。今となっては遅いのですが、台木を切除するタイミングが早すぎたのではと後悔しています。芽を出さないことに腹を立て、とにかく俺について来い、という短気で乱暴な性格、昭和のオヤジ感丸出しが災いしています。性格はいくら反省しても治りませんね~~ 今日は風がありましたが日が照っていましたので、全員を外に出して日向ぼっこさせました。鉢土が温かくなって気持ちよさそうでした。明日も天気は良さそうなので鉢を温めたいと思います。
2023.4.26 芽かき、始めました!
本日は雨。午前中で今週のアルバイトが終わりましたが、雨のため外遊びはできません。昨日撮った写真でブログを書くことにします。 葉が展開し始め、赤い色からだんだん緑色になり、バラらしくなっていきます。このころのバラを見るのが大好きです。成長の息吹を感じ、ワクワクしてきます。初めは弱弱しく見えますが、徐々に立派なからだになっていきます。
不器用な私は、芽かきや剪定は得意ではありません。どちらかというと好きに伸びなさいと、放任するタイプです。ただ、手を入れるとすれば、枝葉がモシャモシャ茂って重なり合っているところは消毒しにくくなりますから、芽かきして空間を作ってあげます。剪定も芽かきもその程度の感覚です。不要な芽は手でむしり取りますが、固くなってしまった枝はこんなハサミを使っています。DCMで値段は500円前後でした。重宝してま~す。
花が咲いて交配の時期になると、できるだけ花は多い方が助かります。不思議ですが、うらなりの花のほうが種ができやすいんですよ! そういうこともあって、芽かきは消極的です。弱い枝もあってもよいのです。(通常の栽培とは異なると思いますので、読み流してください!) 芽かき前の写真と芽かき後の写真を並べてみます。枝が込み合っていてわかりにくいと思いますが、むしり取った枝の数で大体をご理解ください。
日本ばら会から配布苗が昨日届きました。埼玉県の小久保作治さんが作られた”叶絵”(「かなえ」と読みます)という名前のピンク色のHTです。根が太くて元気そうです。枝が2本立っていますがどちらが元枝かわかりません。2本とも同じレベルで不思議です。6号鉢に植え替えました。鉢土の上に余計なものが写ってしまいました。置き肥です。今置いておかないと忘れるんですよ~ 乱暴な栽培ですからスルーしてくださいネ。これで予定していた新苗はすべて届きました。あとは6月に王妃アントワネットが届きますね。新苗の成長に付き合うことは知らないことがあるだけにとても楽しみです。 新苗も突き固めて株がぐらつかないように植えます。支柱を忘れずに立てて誘引しましょう。
2023.4.23 完全屋外放任栽培-絶望的です!!
完全屋外放任栽培による新苗作りが失敗に終わりました。惨敗です!! 接ぎ芽の芽出しを促し、成長を促進するためには温度管理が必要であることがわかりました。 冬越し後に、接ぎ芽の枯死が相次ぎ、芽が出ても出開きのような状態(5枚葉1枚のみが展開-写真1)となり、その後の成長につながりませんでした。 とても悔しいですが、風除室を活用して軌道修正することにします。
まず、芽が枯れた15本は南軒下一等地を明け渡し、東側の二等地に移します。そこで養生し、今年の夏の台木として再利用します。(写真2) 新苗としてこのまま屋外で成長できそうな6本については、引き続き南軒下一等地で栽培を続けます(写真3)。新苗1号はすばらしい苗に成長し、すでにソフトピンチしています(写真4)。
残りの29本について、次のように選別しました。 いつまでもお地蔵さんを決め込んでいる23本については、本日(4/23)ノバラのクラウンを切除(樹頭切除)し、出芽を促しました(写真5)。ところが風除室に入りきれず、4本は南軒下一等地に戻すことになりました(写真6)。これはこれで対照としての意味があり、比較できるはずです。 お地蔵さんの残る6本については樹頭切除せず、ノバラの枝を短く刈り込んで出芽を促すことにし、南軒下一等地で継続観察することにしました(写真7)。 読者の皆さんには興味もないことを長々と書いてしまいました。
新苗トリアージ終了後、気分転換に畑の草をむしりました。防草シートが敷けない根回りの部分だけですが、ぺんぺん草が茂ってきました。これで例のカミキリの行動把握が容易です。
2023.4.22 薬剤散布の開幕です!
今日は強めの冷たい北西の風でしたが明日も止みそうにありませんので、早朝、薬剤を散布しました。3月の剪定直後の散布に続き2回目になりますが、葉が展開してからの散布は初めてです。 殺虫剤としてベニカRS乳剤(800倍)、殺菌剤としてサンヨール(1500倍)、他にハッパ乳剤(400倍)、アプローチBI(2000倍)を混ぜます。ハッパとアプローチは年間を通して混ぜています。薬剤はホームセンターで買い求めますが、ハッパ乳剤だけは通販で購入します。使用制限のないこの薬品を使用するようになってから、殺ダニ剤とは縁が切れました。
薬剤散布後のパトロールで新しい発見が2つありました。1つはガの幼虫による葉の食害と、もう1つは枝枯れ病です。何の幼虫かわかりませんが、単独行動するタイプです。やわらかい葉に穴をあけてくれます。3株に被害が見られましたが、2株とも3mm程度の幼虫が生きていました。ベニカ乳剤は通常400倍で使用していますが、薬害を恐れて800倍で使用するため殺虫効果がないのですね。これでは消毒の意味がありません。薬をかけて、なんとなく自己満足しているだけなのです。600倍程度が妥当なところでしょうか。
枝枯れ病が見られますので、青矢印の枝を基部の青線の部分で切除します。これが2株目になります。
昨日、日本ばら会から新苗が届きました。試作苗の”ひな鶴”、頒布苗の”おぼろ月”と”雨にも負けずリバーシブルピンク”の3本です。どれもしっかりした苗で満足しています。早速6号鉢に植え替えました。秋まで肥培します。花はそれからですが、つぼみは切り花にして部屋の中で観察します。 交配への夢が広がります。
2023.4.6 ブログ拝見しました 坂本礼子
おはようございます。ブログ拝見しました。 庭仕事が忙しくなる前のお休みを楽しんでます。自転車⛑️は昨日、購入。 さながら頭部はターミネーターのプレデターです。 隣町内の小さな自転車屋さんで友達と一緒に買いました。 さていつから被ろうかしら⁉️
2023.4.3 枝枯れ病、発見!
今日も天気が良くて気持ちがいいです。朝の散歩の時は寒いですが、日中は暑くも寒くもなく、外遊びにはちょうどいいですね。ただ、今することってないんですよね。だから、鉢の水遣りをしました。皆さんは鉢への水遣りは週何回していますか。私は週1回かな。葉っぱがまだ展開していませんので、少し遣り過ぎかなと思いますが、表土が乾燥しているとつい遣ってしまいます。 午前中のパトロールで、「枝枯れ病(キャンカー)」と思われる鉢を発見しました。茎の剪定部位から黒く枯れ込んでいます。1本は根元から、他の2本は下の芽の上で剪定し、カルスメイトを塗っておきました。 剪定部から侵入したカビが原因のようですが、3本の枝とも感染していますので、鋏が問題だったのかもしれません。剪定後の定期消毒は1回しましたので大丈夫かと思っていました。この病気に特化した薬剤はないそうですから、見つけしだい黒くなった枝を切り捨てるということと理解しています。
初めて写真の上に矢印を入れてみました。マウスを動かして手書きしましたが、もっときれいに図形を入れたいと思います。どなたか教えてください。コメント欄にお願いします。
ようやく新苗第2号です。すべてを屋外での栽培にすると、芽の成長が遅く、なかなか樹頭切除までたどり着きません。いつまでかかるのか、様子を見ながら切除することにします。台木の芽は出ますが、肝心の接ぎ芽が出ないんです。やはり接ぎ芽には温度が必要なんですね。。。完全屋外放任栽培は無謀だったか!?
悩みのカミキリムシ対策ですが、殺虫剤の散布と出入り口と思しき穴を密封剤で埋めてみます。 殺虫剤は月1回ですが、防草シートをはがさないといけないのでとても面倒です。来月になったら芽が伸びてしまい、芽の安全を考えると散布できないかもしれません。 ホームセンターで ”テッポーダン” というものを見つけました。テッポウ虫穴の密封剤と書かれています。水飴のような粘性があり、これで穴をふさぐようです。しかし、我が家の穴はでかすぎて、50g程度のチューブではとても足りません。バケツ1杯分ぐらいないと、、、果樹農家用に販売されていると思いますが、ご存じの方はコメント欄によろしくお願いします。
2023.4.1 連日の霜、被害ありませんか!?
自転車に乗るときのヘルメットの着用が「努力義務」になりました。 妻は運転免許を持っていませんので、電動自転車で買い物に行きます。以前からヘルメットのことは話していましたが、「恥ずかしいから」の一言で話は進みませんでした。今朝も、「命を守るためにも着用した方が」と話しましたが、「様子を見てから」と言うばかりで、進展ありません。 ヘルメットの実物を見てかぶってみたりすると、少しはその気になってくれるかもしれません。何かのついでに自転車売り場に誘おうと思っています。 天気が良すぎて、朝方の放射冷却によって連日のように霜が降りていますが、皆さんのバラの新芽は大丈夫でしょうか。 我が家の新芽は芽吹いたばかりで特に害がないように見えますが、それは外見上のことであって、花芽が分化しないなどの生理的な変化が起きていることは外見ではわかりません。ブラインドになったり、出開きになったりして、低温の影響が後でわかることになります。 私は今年、「完全屋外放任栽培」で新苗作りを行っています。ところが今回のこの長い霜によって、この挑戦が水の泡となりそうで、危機を迎えています!! 風除室や玄関まで利用して低温にさらすことなく新苗作りを行ってきました。それでも下手くそで、6割の成功率しか得られませんでした。であれば逆に、完全に屋外だけでできないものかと開き直ってのことなのですが、新芽が枯れていくのが続いているのです! コワイナー、ブルブル、、、 今日の芽接ぎ苗の写真をご覧ください。
かと思うと、うれしい写真も撮れましたよ! ノバラが芽吹き始めました!! 種をまいてから17日目です。早い、早い。
シャーロットが枯死して花壇に穴が空きましたので、5日後にフロリバンダのキタイン(藤色系で咲き進むと色がうすれていきます。二重の平咲きで中香。2012年JRC金賞)を鉢から下ろしました。種バラ用に期待している1本です。 嫌地の問題もありますが、問題が出てきたら対応することにします。とにかく穴が空いたらすぐ次を植える主義です。教科書通りの栽培ではありませんのでご注意ください。
2023.3.25 バラと遊ぶ part2 のスタートです!
2022.12.18から始まった「バラと遊ぶ」をpart 1(第1部)としていったん区切り、本日からpart 2(第2部)としてスタートします。 日々の生活の中での何気ないバラのようすを互いに伝え合い、情報交換できたらと考えていますので、皆さまからの気軽な投稿をお願いします。 また、コメント欄にもご意見やご質問を寄せていただき、ホームページを賑やかで楽しい場所にしてくださるよう、積極的なご参加をお願いします。
3月23日、昨年より1か月も早いですが、バラ畑に防風用の網を張りました。バラ芽が出てからでは芽を落としかねないので、芽が出ないうちに一気に張ってしまいました。10m用の網が2枚でちょうど畑をぐるりと囲むことができます。高さは2mだったと思います。一周わずか20mですから、いかに狭い庭か、ご想像がつくかと思います。こんな網の中で、親善ばら展が終わるまでバラと戯れています。不格好は承知していますが、この4ミリ程度の網目がバラの傷みを軽減してくれるんですよ! この網は今年4年目かな? そろそろ劣化してきました。
3月24日、新種の芽接ぎ苗の世話が始まりました。芽が5cm程度に伸びた1株の台木を切り落としました。樹頭切除の第1号です。50鉢中、この鉢の芽が昨年のうちから出ていましたので、根切りをしていませんでした。根切りをした鉢のようすもご覧ください。 根切りをしたのが3月12日でしたから、芽の伸び具合を見ながら徐々に、遅くても今月末までには台木のクラウン部分で剪定する予定です。芽の出なかった株は、夏用の台木として二次利用するつもりです。 今年の苗は風除室待遇を一切していませんので、どうなることやら,,,芽が枯れたようなお地蔵さんが多い感じですが,,,
春のバラの時期に相応しい読み応えのあるブログありがとうございます。育種という言葉には、険しい道のりや思いが詰まっていてその結晶として私たちの手元にバラが届くと思うと感動しますね。受賞された際には僕をカメラマンとして同行させてください!
ak-hiroyukiさま
ぜひ、その際にはカメラマンとして同行をお願いします!
これからのバラに求められることは、剣弁高芯にこだわらない花の美しさ、香り、そして耐病性があることのようです。
コンテストに有利な剣弁高芯を重視するあまり、香りや耐病性をほとんど考えていませんでした。
今年の配布苗は王妃アントワネットですが、剣弁高芯から離れられるちょうどよい機会になりそうです。選んでくれた皆さんのおかげです。さっそく6号鉢に植え替えました。どんな花と交配させるか、母花として使えるのか、花粉はでるのかなど、夢は早くも広がっています。