ばら遊び 2024.7月

2024.7.24

あっ!やっちゃった~~
昨日、畑のHTの整枝をしていたときのことです。作業を開始して間もなくでしたから疲れていたわけではありません。
虎の子のベーサルシュート1本を、不要な根元の枝にノコギリを当てていて、一緒に引いちゃいました。これほど無神経にあっさりやってしまったのは初めてかもしれません(いいえ、嫌なことは忘れちゃってるだけでしょ)。
注意散漫というか、視界がよく見えてないというか(近眼のメガネは近場がホント見えません☚言い訳)、齢のせいか、、、何事が起ったのかと呆然としました。
品種は"レッドクリフ”。樹高(120㎝)はそんなに高くはありません。ピンチし忘れて、そのまま放任してホウキにしていた今年唯一のシュートでした。逃がした魚はでかかった~
逆境に負けない老人パワー 何事もなかったかのようにカメラを取りに行き さっそく撮影しました 
スラリと伸びたみずみずしい茎ですね メジャーは90㎝を指しています 花は花瓶に入れて飾ってます 逃がした魚はでかくて もったいなかったな~
昨夜からの強風が鉢を蹴散らしてくれています。今も7~8mの風が吹いています。皆さんのところはいかがでしょうか。
防風ネットで囲っているとは言え、畑のバラは昨日の整枝で風通しが良くなり過ぎたのか、ホウキが倒れそうです。整枝時には当然、HTであっても大事な枝(シュートや主幹)は支柱に固定するわけですが、いかに不十分な固定をしているかがよくわかります。先ほど大急ぎで補修してきました。

(虫の苦手な方はパスしてください) 7月のバラCaféで隣り合わせたMさんから大変参考になる話をうかがいました。それは”虫取り粘着シート”です。結構いろんな種類の虫が捕まり、100円ショップでも販売しているということでした。
2番花の弁端がアザミウマ(スリップス)の被害で茶色になっていましたので、ホームセンターに立ち寄った際に探してみました。10枚のシートが入って498円の粘着シートを購入し、さっそく支柱に取り付けてみました。写真は3日後のものです。目には見えませんが、いろんな虫が空中を飛んでいるんですね。びっくりです。
昔のハエとり紙ですね こどものころ 我家ではよくつるしていました ハエタタキもありましたね 黄色で目立ちますから ガーデン派の方には不向きかもしれません
前の写真の一部をアップにしました 裏が透けて見えていますが裏にも粘着剤が塗られています つるして3日目ですが まあよく取れていますね 小さいのはスリップスですね しかし虫ってこんなに飛んでいるんですね 私たちには見えませんけど


整枝も地植えのFlを残すのみ、あと少しです。
2番花がきれいに咲いているのでハサミを入れるのをためらってしまいます。我家のFlは大株ではないので、剪定時に一緒に整枝しても大丈夫ですが、天気のようすを見ながらゆっくり進めようと思います。
2024.7.15

君、居着いちゃったの?
7月の3連休は真夏の天気。涼しい朝のうちから、鉢の整枝と追肥入れに精を出しました。カーポートの下とはいえ、差し込む日差しが強く、顔も腕もかなり焼けました。みたらし団子色を超え、もはやゴボウ色かな? 
小学校のときは、よく黒ん坊とバカにされてました。おかしいですよね。剣道をやってましたが、剣道は室内競技ですから。焼ける場面はないのですが、、、ハイ、地黒なんです。
先日の大雨の日にバラ風呂を浴びていたアマガエルがまた現れました。居着いちゃったんでしょうか。消毒薬を浴びないうちに早く移動してほしいんですけどね。バラ風呂の誘惑に負けちゃったのかも。ガなどを食べてくれますから居てくれていいんですけど。
赤矢印のところ(支柱の上)に座って リラックスしています バラ爺に慣れたのかな~
早く降れ降れ 雨よ降れ またバラ風呂に入りたいな~
今日開花した実生苗を紹介します。樹高約10㎝、三枚葉が6枚付いて開花しました。花弁は7枚、平咲き、強香です。種子親がブルーフォーユー、花粉親がカーポート生まれの2107(ブルーフォーユー×田毎の月)です。2107は現在、岐阜のバラ園で試作中です。敢えて戻し交雑など興味もなかったのですが、ちょうど花粉の出ていた2107を交配してしまいました。
この交配でできた11個の種をまき、4本発芽しました。うち1本は、6月中に蕾を抱えたまま、根腐れで枯れました。残った3本の1本になります。花色は濃くなりました。他2本は、貧弱で、蕾もつけないまま、酷暑を乗り切れるのか不安です。開花したこの子も来年までもつかどうか、経験上、かなり不安です。
花色が濃くなりましたが 1年目はよくわかりません
種子親(母)のブルーフォーユーです
花粉親(父)はカーポート生まれの2107です
2107は現在岐阜で頑張っています 写真は今年5月 岐阜で撮影したものです
今年の実生苗でこんな花もあります。蕾が割れて開花の兆しはあるのですが、くしゃくしゃの状態のまま花弁が伸びません。よほどこの段階で花を切除しようかと迷ったのですが、花弁がようやく伸びて開花となりました。ロゼット咲きになるのかもしれません。
"魅惑"の2番花も咲きました。
花弁がおしべ側に折りたたまれていて くしゃくしゃしているように見えます この段階では決して美しくはありません
花弁が全部伸び切り きれいになりました まあこのまま様子を見ます 成木になってもこの咲き方は直ることはないと思います
整枝の段階で 咲いている花も取ってしまいますが これは取れませんでした 花枝は30㎝弱ですが 美しすぎます
2024.7.11

毎日降りますね
梅雨ですから当たり前ですが、毎日よく降りましたねー
午後から久しぶりに日差しが戻ってきました。雨水を吸い込んだ植物は生き生きとしています。バラの花はぐちゃぐちゃですが。おまけに我が家では、スリップスとコガネムシが2番花を台無しにしてしまいました。しかし、この程度であれば天使の分け前みたいなもんで、どうってことありません。
この雨を喜んでいる生き物もいます。バラ風呂を浴びてご満悦な彼らです。
カメラを向けたら警戒されましたが 花の中には雨水がたっぷり入っていました
雨が上がりました 日向ぼっこですか? 気持ちよさそう
ポリアンサ系の小さな花で蜜を吸います 久しぶりのご飯はうまいな~
バラ畑のHTの2番花のつぼみがホウキ状についています(放任しています)。ベーサルシュートも丁寧にピンチするとよいのですが、見逃してしまうこともよくあります。
バラCaféで、会員のMさんからホウキと化した花をどうすればよいのか尋ねられましたので、ここで再度、まとめておきたいと思います。
そもそもこのホウキ(散房花序と言います)は、コンテストを目標にHTを栽培している方々が気にされることであって、その他の品種については無視して良いことだろうと思います。ピンチを忘れても何も問題はありませんので心配は無用です。
2番枝を放任している我が家の写真からご覧ください(ベーサルシュートではありません)。ご覧のように、ほとんどがホウキ状態です。
これを夏剪定でどうさばくか、考える基準は枝の高さです。ほとんどが2番枝で150㎝を超えてきますので、Aの位置で剪定します。それほど樹高が高くない品種の場合はBの位置で剪定します。その品種の花枝がどのくらい伸びるかを知っていますので、剪定位置から花の位置が想像できます。また、Aの位置にある枝が太すぎる場合はBの位置に上げたりもします。その辺は何となくの勘に頼ります。
ベーサルシュートのソフトピンチを忘れてしまった場合のホウキは、Cの位置(3か所あります)で剪定します。下の方の2枝を残すようにして、中心をバッサリ切ります。残す枝は1枝でもかまいません。大切なことはその枝に5枚葉があり、真ん中より上で切ることです。5枚葉がない場合は3枚葉でもかまいません。ワードでお絵描きもしましたので参考にしてください。
2番枝がホウキ状に伸び放題です 樹高の高いマダムヴィオレです
伸び放題のキャプテンハリー 今日のモデルです
赤矢印が剪定位置Bになります その上の黄矢印部分では ひげ芽がすでに出ていますから
樹高の高いバラですから もう一段下に下げて 1番枝の一番上で剪定する予定です ここがAの位置になります
1番枝(赤矢印)の下のようすです 支柱の紐のあたりが 春剪定の位置になります
キャプテンハリーの場合は Aで剪定します Bもよいのですが 花を見上げることになりますから
2024.7.3

またアイツがやって来た!
アイキャッチ画像は、先月行われた”春のバラ展”のスナップ写真です。

今日は午後からの傘マークでしたので、ばら遊びは午前中だけと決め、庭に出ました。新苗(鉢)をみていたら突然ポトリとコイツが落ちてきました。今年はドジな奴が来てくれたなー、そういえば他の鉢に昨日食痕があったっけ。犯人はコイツだったんだ。今年は、住友化学園芸のベニカXガード(土に混ぜ込む粒剤)に加えて直接幼虫に噴霧するキンチョールEを購入済みです。
この後、成虫にも効果があることが確認できました。
こんな細い枝はかんべんしてね
20㎝も食べてくれたんだね
雌のようです 君はどこから来たの?
苦手な力仕事もしました。地植えしているプリンセスノブコを抜きました。2020年に新苗から育ててきましたが、翌年、根頭ガンシュができてからすっかり精彩がなくなってしまったからです。先月枯れたガーデンプリンスの抜け穴と一緒にガスバーナーで穴の土を焙ってみました。殺菌殺虫の効果の程はわかりませんが、新しいアイテムとして、今後、特にガンシュには積極的に使っていこうと考えています。
3枚目の写真はバラ展(2022年6月)の頒布苗で購入した"高雄"です。鉢植えでしたが1年後の夏にガンシュができ、土替え時に切り取ったつもりでしたが、また写真のように同じ場所にできていましたので、廃棄処分としました。他に、バラ展でも育種の方でも活躍できそうにない成木があり、その中から今日は化粧坂(けわい)を廃棄しました。親木にガンシュが出て元気がなくなったので4年前に芽接ぎをしたのですが、その子にもガンシュが出て精彩がなかったものですから処分しました。また、育種で十分楽しませてくれた母木も1本処分しました。

午前中だけの短い時間でしたが、今日は整理することに忙しい日になりました。まだまだ整理しなければならない木が何本もあります。特に、新種の実生苗の整理が悩みです。
とりあえず、庭に開いた2つの穴に何を植えるか、秋までじっくり考えることにします。
ガスバーナーは2000円くらいでした 植穴の土やガンシュ痕の傷口を火炎消毒します
プリンセスノブコの抜け穴です 次に何を植えるかじっくり考えます 穴はこのままにして日光消毒します
高雄 のガンシュです 2年続けて発生しました 成長抑制のスイッチが入り 元気ありません
最後はお口直しです。
今年の実生苗、去年の2年生苗の他に、渡部泰蔵さん作出の 秋田おばこ(挿し木苗)がきれいに咲きましたのでご覧ください。渡部泰蔵さんに関するブログは、「2022年9月」の中の真ん中あたりにある「今日のベストショット2022.12.11更新」をご覧ください。
今年の実生苗 3/12に種をまき 6/23にはこんな花が見られました HT種です 初花にしては形がしっかりしています
2年生の実生苗 HT種です 去年は開花しませんでしたので 今年初めて花を見ました いい感じじゃないですか 今後の成長が楽しみです
渡部さん(横手市)作出の 秋田おばこ(HT種)です 凛とした美しさを感じますね

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