ばら遊び 2024.5月
2024.5.20
開花一番手 エレガントレディでした
台風のような春の嵐に巻き込まれ、これまで順調に成長してきた花枝が散々な目に遭いました。5/16の最大瞬間風速は24.7m/s、その翌日も24.6m/s、この強風になす術もありませんでした。
会員の皆さんの被害のようすはグループラインで拝見しておりました。
我家ではちぎれた枝は1本でしたが、折れそうになっている枝には支柱を立てて復活を期待します。折れてしまった葉は数え切れませんでした。
強風が行き過ぎるのを待っていたかのように開花が始まり、庭が久しぶりににぎやかになってきました。
開花の一番手はエレガントレディでした。いつもですと、つるバラのカクテルなんですが昨年抜いてしまいましたので、彼女が繰り上がりとなりました。
この5年間の開花日を調べますと、年々早くなっているのがわかります。
2020年の開花日は6/3でした。次の年は6/2、5/29、5/24、そして今年が5/19です。これはたぶん4月と5月の気温と関係していると考え、4月の日平均気温を調べますと、2020年は8.6℃、以下10.1、10.9、11.2、そして今年は12.7℃でした。4年前より4.1℃も高くなっているんですね。
毎年のことですが、6/8のバラ展まで花がもつのか心配になってきますね!
これから1週間おきに開花表を作って観察していきますが、成木の2番手はフロリバンダのキタイン、衣香、レッドサージかなと思います。この観察を通して出品するバラを予想し、枝直しをしたり、傘を立てたりしていきます。
2年生の新種の開花もとても楽しみです。冬を越して、どんな花に変身するのでしょうか。2年生になると芽接ぎしてできる本物の花にかなり近づいてきますから選抜も可能なのですが、親バカでそれができないため、庭は鉢の置き場のない駄花の山となります。
2024.5.9
頒布苗,配布苗,試作苗を迎えて
寒気に包まれてしまった北日本、毎日寒いですね。朝晩はまたストーブを点けています。つぼみが上がった花枝の成長も少し足踏みです。
アイキャッチ画像は、会員の皆さんと一緒に注文して購入した頒布苗「ふれ逢い」の初花です。
日本ばら会から頒布苗(ふれ逢い)、配布苗(エレノール)、試作苗(メルヘン・ロード)の3品種の新苗(芽接ぎ苗)が、つぼみをつけた状態で届きました。頒布苗と試作苗のつぼみが1分咲きになりましたのでハードピンチして花瓶に差し、両者の比較ができるように写真を撮りましたので開花のようすをご覧ください。会員の皆さんならどちらの花に軍配を上げますか? また、ご自分に届いた花と比べていかがでしょうか。
新品種の新苗は一般市場には出回っていませんので誰もが初めて目にする品種であり、出会いがとても新鮮ですね。どんな花なのか興味津々です。
なお、ふれ逢いの両親は、「ジェミニ×ストリーム」です。また、メルヘンロードの両親は、「プリンセスノブコ×ストリーム」です。つまりどちらも花粉親が“ストリーム”ということになります。
ストリームの種子親がメルヘンケーニギンで、コンテスト用品種として今でも出品されるほどのソフトピンクの人気品種です。
どちらの苗も作出者は埼玉県の富吉紀夫さんというかたです。
ストリームは同じく埼玉県の安田祐司さんによって作られましたが、剣弁高芯で形の崩れない端正な花形で、花径は11㎝程度です。私は栽培経験はありません。
それでは開花の写真をご覧ください。上3枚がふれ逢い、下3枚がメルヘンロードです。ストロボの光によって若干色合いが違っています。
う~ん、残念ながら今は軍配はどちらにも上がりませんねー。“ふれ逢い”を期待していましたが、香りはいいですが老けていくのが早く、花もちの点で不安を感じました。メルヘンはストリームに似て花が小ぶりでどうかな??? 両方とも鉢栽培を続けて、ようすを見ていくことにします。
妻がそばで笑います。またピンクですか、ピンクばっかり。飽きないね~ と、冷ややか。
新種の実生苗と台木の芽生えもご覧ください。前回とあまり変わりません。
種をまいてから約2か月が経ちました。発芽はこれで終了でしょうか。
妻はトマトの種をまいて遊んでいますが、すべてのセルで芽が出ました。発芽率100%ですね。バラはどうして簡単に発芽しないのでしょうか。子孫繁栄に不利だと思うのですが。。。