新年度を迎えた当日、栽培講座に先立ち秋田バラ会の総会が開催され、規約の改正および役員の改選が行われました。これにより、新体制のもと秋田バラ会が新たなスタートを切りました。今年度の配布苗は、石橋五夫氏が作出した新品種「カトリ」に決定しました。誕生したばかりのバラに期待が膨らみ、春のバラ展での配布が今から待ち遠しく感じられます。
6月7日に開催される春のバラ展は、記念すべき第100回となります。指定花は、昨年配布された「王妃アントワネット」で、記念回での入賞を目指し、準備に力が入る時期です。
今月のバラCafé資料では、「今やるべき害虫予防対策」として、オルトランDX粒剤を散布した10日から2週間後に、資料に記載されている薬剤を追加で散布することで相乗効果が得られ、その効果が最大で8月上旬まで続く可能性があると紹介されていました。バラ栽培の負担が軽減され、より楽しむ時間が増える実践的な内容で、大変興味深い資料となっていました。

講座の中では、粒剤を実際に撒く実技も行われました。規定量を手に取り、黒いお盆の上に撒いてみることで、粒の大きさや手の動かし方によるばらつきがよく分かり、均等に撒く感覚を体験することができました。この実習を通して、薬剤の効果を最大限に引き出すためには、正確な量と丁寧な作業が重要であることを改めて実感する機会となりました。

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